今日は,うす雲がかかるものの晴れの天気でした。天気図を見ると,梅雨前線は本州の南海上に横たわっているのがわかります。つまり,本州はまだ梅雨明けをしていないということです。それでは,梅雨明けはいつになるのでしょうか? 梅雨前線は,小笠原高気圧(北太平洋高気圧)という暖かく湿った空気のかたまりと,オホーツク海高気圧という冷たく湿った空気のかたまりとがぶつかり合ってできた停滞前線のことです。この梅雨前線が北上して弱まれば,梅雨明けとなります。 天気図をもう一度よく見ると,梅雨前線の南側は,等圧線の形がなだらかにひろがっており(クジラの尾に似ています),小笠原高気圧の勢力が強くなってきているのがわかります。九州地方では,大雨で大きな被害がありました。また,平年に比べて雨量が少なく渇水対策を計画している地方もあります。何事も適度なバランスが大切です。 この地方の梅雨明けは例年ですと,1学期終了前後です。それまでの間は,しばらく不安定な天気が続きますが,この天気に惑わされず,安定した心と体で1学期を元気よく過ごしてほしいと思います。 |
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