本市におけるGIGAスクール構想によるICT活用で目指す学びについて
① 主体的・対話的で深い学びの実現
全小中学校において、1人1台タブレット端末とワイヤレスネットワークの特徴を生かした活用を行い、わかりやすい授業、お互いに高めあう授業、個別に最適化された学習等、授業及びその他教育活動全般の質を高める。また、オンライン学習環境の確立により、緊急時の対応や学習機会の幅を広げる。
<一斉授業>
・ 教師が大型提示装置を用いて大きく投影し、児童生徒の興味関心を高める。
・ 1人1台のタブレット端末に導入しているSKYMENU(授業支援ソフト)を活用し、教師が1人ひとりの学習状況の把握を行う。
・ 個々の状況を把握したうえで、それぞれに応じた全体指導、個別指導を行う。
<個別学習>
・ SKYMENUの思考ツール機能を利用し個々の考えを深める。
・ SKYMENUの発表ツールで考えをまとめる。
・ オンライン学習教材「学んでE-net!」やインターネット上の教材等を活用し1人ひとりの理解度、進捗度に応じた個別学習を行う。
・ ICT活用実践推進校(令和3年度小学校3校、中学校2校)においてAIによる個別最適化学習教材を活用し、その有効性を研究する
。
<協働学習>
・ SKYMENUの画面共有機能で、個々の考えを共有する。
・ SKYMENUのグループワーク機能や画面合体等の機能を利用し、協働して課題を解決する。
<オンライン学習>
・ 感染症拡大防止等による臨時休校時にはオンライン授業を行う。
・ 他地域の学校と交流学習や協働学習をおこなう。
・ 企業や他団体と連携したオンライン学習をおこなう。
② 情報活用能力の育成
Society 5.0といわれる社会の大きな変革に対応する力を育成するために、情報活用能力を高める。
<情報収集力、情報整理力、情報発信力>
インターネットやプレゼンソフト等を活用し、インターネット等を用いて必要な情報を収集したり、それらの情報を発信するために整理をしたりするなど、情報活用の実践力を育成する。
<プログラミング的思考力>
コンピュータを用いた活動だけでなく、学校における教科等横断的な取組を通して、論理的に考える力を育成する。
<情報モラルの必要性の理解>
情報の収集、判断、処理、発信など情報を活用する場面において、他者や社会への影響を考えたり、誤った情報に対する危険回避する判断力を育成したりするなど、情報社会で適正な行動を行うための基になる考え方と態度を育成する。
<ICTスキルの獲得>
タブレット操作や文字入力の方法、マウス操作の仕方などの基本的な操作をする力を育成するとともに、画像の保存や課題提出の方法などの個人の情報管理する力を育成する。
毎日の健康観察や1日の振り返りをオンライン上で入力するなど、日常的に活用し、自然とスキルが向上するような仕組みを構築する。