四日市市立教育センター・視聴覚センター
 
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四日市市の実践

四日市市では全ての学校において「ICTを活用したわかりやすい授業」の授業研究を行いました。(平成23年度)
 
 ◆子どもの情報活用能力の向上
  (子ども自らがICTを積極的に活用し,情報を適切に活用・処理しコミュニケーション活動ができるようになる)
 ◆ICTを活用した教員の授業力の向上
  (ICTの特性を理解した効果的な活用ができるようになる)    
  (子どもの関心意欲の喚起,課題解決のための手立てなどにICTを適切に活用できる) 
 授業の実践事例集 2012 ができました↓
   

小学校での実践例
 

【国語】1年生 

     単元名  声に出して読もう
     テーマ  ■■ くじらぐも ■■
 
電子黒板に教科書の挿絵が何枚か映された。先生が挿絵を並び替えながら,子どもたちに物語を振り返らせていく。
次に,挿絵に吹き出しをつくり「くじらぐも」に乗って空を進む子どもたちの話を想像させていく。「どんなことを話してるのかな?」
子どもたちは,「くじらぐも」に乗った子どもになりきり発表をしていく。
 
 
 
【国語】4年生 
     単元名  伝統的な言語文化(短歌について知ろう)
     テーマ  ■■自分の気に入った短歌や俳句を見つけよう■■
 
 「田子の浦 ・・♪」電子黒板から百人一首が聞こえてくる(デジタル教科書「わくわく古典教室」)。おなじみのカルタ取りの様子が映し出され,
子どもたちは,興味津々に見入っていた。その後,調べてきた俳句をみんなで五・七・五のリズムで読み上げた。慣れない言葉や語句を調べ合いながら,
作者の心情やその時々の風景について学んでいった。
 
 
 
   
    【算数】5年生   
     単元名  比べ方を考えよう
     テーマ  ■■どちらがこんでるのかな■■
 
 先生がデジタル教科書の図版を大きく映して「どっちのウサギ小屋が混んでる?」と質問。子どもたちは,思い思いに混み合っている
 理由を述べていくが,次第に「ウサギの数」か「小屋の広さ(面積)」のどちらかが同じでなければ,比較できないことに気づいていく。
 
      
   
     【算数】4年生     
     ・  単元名  少数のかけ算とわり算を考えよう
     ・  テーマ  ■■ 0.3Lを6つ合わせると何L? ■■
 
    「2Lはわかるけど0.3Lってどのくらいかな?」先生が紙パックのジュースをリットルますに注いだ。子どもたちに量感をもたせるためだ。
    「じゃあ0.3Lが6つ分だと全部で何Lかな?」電子黒板にジュースの入ったリットルますの図が6つ分提示された。
    子どもたちは,配られたプリント中のリットルますの目もりに線を引いたり,たし算やかけ算をしながら何Lになるかを考えていく。 
    
       

    
   【算数】年生 
     単元名  いろいろな形を調べよう
     テーマ  ■■いろいろなピースを並べてみよう■■
 
 子どもの手元にあるいろいろな形のピースをあわせて書画カメラで発表。「わたしは,ロボットを作りました。」
「わたしは家を作りました」。子どもたちは,形の違ったピースを合わせながら自分の思いを話していく。
 
 
   【外国語活動】 3年生 
     単元名 「ローマ字 」
     テーマ  ■■ ローマ字で遊ぼう ■■
 
「今から映す文字を読んでみよう」と先生が声をかけると,フラッシュ型教材を使って「大文字・小文字」の入り交じったアルファベットが電子黒板に
映し出された。子どもたちは,リズムにのって発音練習をしていく。その後,先生から別の問題を出されると,子どもたちはA~Zまでのアルファベット
の文字を組み合わせながら文字を作っていった。ローマ字が不慣れな段階ではとても効果的な学習のステップだ。 
 
 
 
 
【理科】3年生 
     単元名 光の性質
     テーマ ■■集めた光の秘密にせまろう■■
  
  子どもたちが鏡をもって,光を一点に集めて光の性質について実験開始。子どもたちは,実験の発表で電子黒板に映し出された
  写真を指さし,光の明るさ,反射などについて気づたことを発表していく。 
  
      

   
  【体育】6年生 
     単元名 マット運動
     テーマ ■■演技を振り返り,自ら課題を見つけよう■■
  
  HDDレコーダの追っかけ再生を使うと,演技終了後に,自分たちの姿を画面(ロジェクタの投影画面)で確認できる。
  「ここがおかしい」「ここで勢いをつけよう」。子どもたちから動きやフォームを改善していこうとする仲間同士の声かけが聞こえた。 
 
     
   
    
 【生活】2年生 
     単元名 食育学習
     テーマ ■■牛のパワーを知ろう■■
  
  「今日の給食の献立は何かな?」先生が子どもたちに給食の写真を電子黒板で提示すると,子どもの集中力が一気に高まる。
  「毎日給食に牛乳が登場するのはなぜなのかな?」と質問すると,「牛乳は栄養があるから」「ビタミン,カルシウム・・」「骨が丈夫になるから」
  などの意見が出された。子どもたちは,健康な骨と骨粗鬆症の写真を見て,今しか蓄えることができないカルシウムの大切さを実感していた。
 
 
     
 
 【理科】3年生 
     単元名 光の反射
     テーマ ■■鏡で光を集めよう■■
  
  「日陰に光をあてることはできるかなあ」「光は鏡で反射するけど、いっぱい集めるとあかるくなるのかな」。子どもの疑問を解決すべく、
  校外学習へ鏡を持って検証する。実験の様子や結果報告を、デジタルカメラで撮影した映像を電子黒板に映し出す。
  子供たちは電子黒板に映った光の道筋を指さし、グループで取り組んだ実験の様子を説明していく。
 
   
 

 
 

中学校編

中学校での実践例 
 
   【数学】 
     単元名  変域のあるグラフ
    テーマ ■■変域のあるグラフをかこう■■
  
   先生が「y=1/2x~2(-4<x<2)のグラフについて考えよう」と問いかけると,プロジェクタで映し出された空白の数表に子どもたちが数値をホワイトボードマーカーで
   記入していく。かつては,重たい「グラフ用黒板」を持ち込んでは,領域範囲の足らないことに苦労していた。ICT機器は,状況に応じて必要な表やグラフを映し出せるので
   授業準備や板書に有効活用できそうだ。
 
   
 
【理科】 
     単元名 水素の性質
    テーマ ■■水素を集めてその性質を調べよう■■
  
  「希塩酸や亜鉛を使って水素を発生させるよ」。子どもたちは初めての実験にドキドキしている。先生が電子黒板で実験道具や設置の方法
  ,注意点をまとめてわかりやすく説明。子どもたちは手際よく実験の道具をセットしていき,水素の捕集は時間内に無事終了。
  
 
【社会】 
     単元名 EU
     テーマ ■■周りの国々との協力関係に注意して国を調べよう■■
  
  「ヨーロッパの国境付近の町の風景だけど気づくことある?」と一枚の写真を電子黒板で写すと,子どもたちから
  「警備員がいない」「ゲートもない」などの反応が返ってきた。その後,EUに加盟する国々の事情について,いろいろな写真やデータをもとに話は進む。
 
 
  【社会】 
     単元名 身近な地域
     テーマ ■■方位・距離・目標物をもとに,地形図上の目的地を見つけよう■■
  
  「みなさんの地域にある施設や遺跡などがでてきます。地図記号は何かな?」 子どもたちは見覚えのある建物や寺院に
  興味を示しながら,地図記号とともに復習していく。班対抗で地形図から目的地を探し出すゲームが始まった。地形図の上で方位や,
  距離を計算しながら仲間と協力し目的地を探していく。 
 
  
 
【技術】 
     単元名 蛍光灯のしくみ
     テーマ ■■蛍光灯が光るしくみを調べようう■■
  
  「蛍光灯」の中をみたことありますか?見たことでありそうで,でも良くわからない蛍光灯の仕組み。
  LED電球や白熱電球,蛍光管の中を書画カメラで大きく映し出すと,子どもたちの視線は釘付け。
  実験・観察の後は,蛍光管に電気が放電して発光する仕組みをシュミレーションで確認した。
 
   
  
 
【美術】
   ・   単元名 鑑賞
   ・  テーマ ■■ 「最後の晩餐」 ユダを探せ ■■
 
イエスキリストが処刑される日の前夜の様子を描いた「最後の晩餐」。先生は「十二使徒の中に、裏切り者がいることがわかった時の
   様子を見事に描いている」と言う。生徒たちは,作者レオナルドダビンチの作意や先生のヒントをもとに,裏切り者「ユダ」が誰なのかを
   映像の中から探し当てていく。授業の終わりに,原寸大のレプリカを用意した教室に移動すると,子どもたちはその大きさに感動していた。
 
  
 
 
 
【美術】 
     単元名 抽象絵画
     テーマ ■■音楽を聴いてそのイメージを描こう■■
  
  「第九」などの音楽を聴いて,そのイメージをペンの線だけで表現する学習活動。
  授業者が,書画カメラを用いて生徒作品を紹介し,生徒の感想を引き出していくと,
  最初はおぼつかない生徒も次々に様々な表現を描き出した。 
 
  
  
  【英語】 
     単元名 What kind of ○○ do you like? を使ってコミュニケーションしよう
     テーマ ■■デジタル教科書とロールプレイ活動■■
  
   デジタル教科書の特長は,本文を見ながら必要なときに必要な音読やリスニングが学習できるところ。
  文中の単語を隠す機能を使うと,英文の暗記やロールプレイにも活用できる。
  子ども同士のロールプレイにも有効な手段となっていた。 
 
  
 


 
 

校内研修会


校内研修会
ICTを活用した授業の後に校内研修会を行っています。
KJ法を用いた研修会では,各部会ごとに分かれ,色分された付箋紙に課題を記入し問題点を整理していました。討議後,各部会からは図解入りの模造紙やホワイトボードを使って,課題と今後の改善策について発表が行われました。今後の方向性が見える深まりのある研修会でした。
 
【KJ法を用いた校内研修会の実践例】 

  

       
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
教員の学びのサイクル