中学校での実践例
【数学】
・ 単元名 変域のあるグラフ
・ テーマ ■■変域のあるグラフをかこう■■
先生が「y=1/2x~2(-4<x<2)のグラフについて考えよう」と問いかけると,プロジェクタで映し出された空白の数表に子どもたちが数値をホワイトボードマーカーで
記入していく。かつては,重たい「グラフ用黒板」を持ち込んでは,領域範囲の足らないことに苦労していた。ICT機器は,状況に応じて必要な表やグラフを映し出せるので
授業準備や板書に有効活用できそうだ。
【理科】
・ 単元名 水素の性質
・ テーマ ■■水素を集めてその性質を調べよう■■
「希塩酸や亜鉛を使って水素を発生させるよ」。子どもたちは初めての実験にドキドキしている。先生が電子黒板で実験道具や設置の方法
,注意点をまとめてわかりやすく説明。子どもたちは手際よく実験の道具をセットしていき,水素の捕集は時間内に無事終了。
【社会】
・ 単元名 EU
・ テーマ ■■周りの国々との協力関係に注意して国を調べよう■■
「ヨーロッパの国境付近の町の風景だけど気づくことある?」と一枚の写真を電子黒板で写すと,子どもたちから
「警備員がいない」「ゲートもない」などの反応が返ってきた。その後,EUに加盟する国々の事情について,いろいろな写真やデータをもとに話は進む。
【社会】
・ 単元名 身近な地域
・ テーマ ■■方位・距離・目標物をもとに,地形図上の目的地を見つけよう■■
「みなさんの地域にある施設や遺跡などがでてきます。地図記号は何かな?」 子どもたちは見覚えのある建物や寺院に
興味を示しながら,地図記号とともに復習していく。班対抗で地形図から目的地を探し出すゲームが始まった。地形図の上で方位や,
距離を計算しながら仲間と協力し目的地を探していく。
【技術】
・ 単元名 蛍光灯のしくみ
・ テーマ ■■蛍光灯が光るしくみを調べようう■■
「蛍光灯」の中をみたことありますか?見たことでありそうで,でも良くわからない蛍光灯の仕組み。
LED電球や白熱電球,蛍光管の中を書画カメラで大きく映し出すと,子どもたちの視線は釘付け。
実験・観察の後は,蛍光管に電気が放電して発光する仕組みをシュミレーションで確認した。
【美術】
・ 単元名 鑑賞
・ テーマ ■■ 「最後の晩餐」 ユダを探せ ■■
イエスキリストが処刑される日の前夜の様子を描いた「最後の晩餐」。先生は「十二使徒の中に、裏切り者がいることがわかった時の
様子を見事に描いている」と言う。生徒たちは,作者レオナルドダビンチの作意や先生のヒントをもとに,裏切り者「ユダ」が誰なのかを
映像の中から探し当てていく。授業の終わりに,原寸大のレプリカを用意した教室に移動すると,子どもたちはその大きさに感動していた。
【美術】
・ 単元名 抽象絵画
・ テーマ ■■音楽を聴いてそのイメージを描こう■■
「第九」などの音楽を聴いて,そのイメージをペンの線だけで表現する学習活動。
授業者が,書画カメラを用いて生徒作品を紹介し,生徒の感想を引き出していくと,
最初はおぼつかない生徒も次々に様々な表現を描き出した。
【英語】
・ 単元名 What kind of ○○ do you like? を使ってコミュニケーションしよう
・ テーマ ■■デジタル教科書とロールプレイ活動■■
デジタル教科書の特長は,本文を見ながら必要なときに必要な音読やリスニングが学習できるところ。
文中の単語を隠す機能を使うと,英文の暗記やロールプレイにも活用できる。
子ども同士のロールプレイにも有効な手段となっていた。