『同和問題を考える保護者懇談会』
10月6日(土)に「同和問題を考える保護者懇談会を行いました。今年度は講師に徳島県より大湾昇さんをお招きし、「出会いと表現~あることをないことにしない~」と題して、自らの体験を踏まえてお話をしていただきました。その後は、各学級で懇談会を行いました。参加して下さった保護者の皆様、ありがとうございました。以下に生徒の皆さん、保護者の方の感想を紹介します。尚、講演の概要は先日配布した「三滝中同推委員会だより第2号」に紹介してあります。(スペースの関係上、抜粋で掲載することをご了承ください。)
生徒の皆さんの感想<一部抜粋>
○最初の心理テストが面白かった。
○いじめや差別もだめだと思いました。
○「レイナさんの話」小さい頃から虐待を受け、今でもいじめられていると聞いてかわいそうだと思いました。
○根も葉もないことを真に受けて起きる心の差別が一番よくないと思いました。
○人権がとても大切であるとあらためて思いました。
○とても勉強になりました。
○人権問題は相手の気持ちを自分のことのように考えてみれば嫌なことや嬉しいことが分かると思いました。
○私は、母の言うことを聞かなかったり反抗的な態度をとっているけど家族は大切でいなくてはいけない存在だということを感じました。
○友だちって本当に大切だなと心から思いました。
○差別というのは、人にするだけでなく自分自身にもしてしまうというのを聞いてびっくりしました。
○人権がとても大切で、すばらしいものだということが分かりました。
○「無知」が怖いなぁと思いました。
○「何事にも挑戦する」ことの大切さを知りました。
○人権や友だち、仲間、家族がすごく大切ということやいじめや同和問題などでつらい思いをしている人がたくさんいるんだということが分かりました。
○人権は「人間が生まれもって持っている権利」だけじゃなく「人間が人間らしくあつかわれること」なんだと分かりました。人間だれもが生命、自由、平等などを保障される権利を持っているというのに世界中にいじめや差別などがあるのはすごく残念だと思います。
○ いじめのない笑顔であふれるクラスにしたいです。
○「自分らしさが大切」が印象に残りました。
○講演で聞いたことや学んだことをこれからの生活に生かしていきたいです。
○「自分を大切にする」が印象に残りました。
○出身地が違っても全く同じような人間なのに、差別する人の考えが全く理解できない。
○今、日本中にいじめはたくさんあるが、どのいじめも最初に誰かが止めていればいじめにならなかったと思う。この「誰か」を「自分」にしなくてはいけないと思う。誰かが解決してくれるという考えでは人権は絶対に保障されないと思う。
○「なんで私なの?」という話を聞いて、こう思いました。自分がやらないことで自分の友だちが自分の嫌なことをしなければならない。ということは、自分が良ければそれでいいということだと思いました。言わないでおこうと思いました。
○私のまわりにも、すぐにひどい言葉を言う人がいるので、言わなくなってほしいです。
○差別は、無知がささえていることを知ってよかったです。もし、知らなかったら差別をしていたのでは、と思います。
○「いじめた側はすぐに忘れるが、いじめられた側はそのことを一生忘れない」という言葉が印象に残りました。
大湾さんの講演会で学んだことをこれからの人権学習で深めていきましょう。
保護者の方の感想<一部抜粋>
○生い立ちによる経験や人権に対する思いを、時におもしろく、時に情熱的に話して下さり、子どもたちにとっても非常にわかりやすくとても良かったと思います。
○講演の中で大湾さんが「自分が同和地区出身であるということを隠していたことは自分自身が差別をしていたのだ」ときっぱり言われたことが印象的でした。同和地区のことは私自身もよく知らないので、「寝た子を起こすな」的な考えもありましたが、実際に今も言う人はいるし、就職に関してはそうでもないかもしれませんが、結婚に関しては影響があるようなので私たちが正しく理解し、次の世代に伝えていくことは大切だと思いました。
○今日の講演会で経験された方の話を聞いて考えさせられました。差別をする側、される側、双方の努力が必要だと思います。学校と家庭と社会、日本全体で取り組まないといけないんじゃないかと思います。そのためにも、無関心ではいけないと気付きました。
○差別は、なくならないかもしれない。でも、なくすように努力することは大事だし、これは差別だと気付くことが大切じゃないかな・・。とても難しくデリケートな問題だと思います。
○講演会、大変良かったと思います。私自身、同和問題について勉強したのは中学生の時以来ですっかり忘れていました。改めて自分の子どもが中学生になり、いじめや差別問題などいろいろ考えさせられることができました。すぐに解決するのは難しいと思いますが、一人ひとりが少しずつでも自分の心の中にある「差別」という文字をなくしていけたらいいのではと思います。
○私もこんなに身になる話を久しぶりに聞けました。「無知」を「知る」に一人でも多くの方になってもらいたいと思います。