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2014年度3年生 学年通信6号

~絆を深め、笑顔で帰れた修学旅行~
終わってしまえばあっという間の3日間。心に残るたくさんの思い出ができましたね。

【1日目 宮島・平和講話・平和セレモニー】
初日は、近鉄団体列車あおぞら号、新幹線、フェリー、路面電車と、さまざまな交通機関を乗り継いで、広島の活動を行いました。

フェリーで訪れた宮島は天候に恵まれ、厳島神社の鳥居が青い海を背景に美しく映え、ちょうど干潮で鳥居の下まで歩いていくことができました。赤い柱の通路を通り抜けながら、入り江に立つ独特な建築に目を見張っていると、結婚式を挙げている方も見えました。

 境内をぬけると、さまざまな土産物屋さんが並び、いくつかの班がもみじまんじゅうを購入したり、ソフトクリームを食べたりしていました。あまり時間のない中での見学でしたが、楽しんだ後は時間に間に合うように、急ぎ足で戻る姿がありました。

 宮島のあとはおよそ50分、広島電鉄に乗り広島市内に移動しました。長い時間でしたが乗車マナーもよく、席を譲っては地元の年輩の方や大学生と会話をする姿もありました。電車は途中から路面電車に変わり、原爆ドーム前に到着しました。写真でしか見たことのなかったドームは迫力があり、同時に原爆の威力を実感させられるものでした。
メモリアルホールで聴かせていただいた森田節子さんの講話は、体験者でなければ語りえないものでした。その一日の始まりから、キラキラと光っていた爆弾が一瞬のうちに周りを全く違う姿に変えてしまったこと、人々や町の様子、心配する家族、放射能の影響・・・。森田さんはつらく苦しい体験を、私たちのために、平和のために語り継ぐ決意をされ、聴かせてくださいました。

講話のあとはホテルに行き、夕食をとり、再び平和公園に戻り、セレモニーを行いました。
先輩たちから引き継がれてきたこのセレモニーは、みんなも大切に考えていたものでした。始めに原爆の子の像の前で平和への誓いと、折鶴をささげ、ペンライトを振りながら「光のさす方へ」を歌いました。近くを通りかかった外人の方が足を止め、様子を見ていました。

その後元安川に下り、川に沿って並び、「ハナミズキ」の歌をささげました。ペンライトの向きがそろうように「右から!!」と声をかけてくれる人もいて、みんなの気持ちがひとつになって、しっかりと歌い始めました。いつの間にか、橋の上にはたくさんの人が足を止めて、先ほどからいた外人の方も帰らずに見てくれました。気がつくと対岸のマンションの窓から、ペンライトを振ってくださっている様子も見えました。もっともっとみんなの気持ちが一つになって、終わった後はたくさんの拍手をいただきました。感動して涙ぐむ人もいました。みんなの心が平和への祈りに変わり、その場にいる人々に伝わっていました。そしてみんな晴れやかな表情でホテルに戻りました。

【2日目 原爆資料館・ユニバーサルスタジオジャパン】   
翌日は再び平和公園に向かい、原爆資料館を見学しました。
昨日森田さんが話されていた原爆の様子が、模型や写真などを使って展示されていました。旅行に行く前に見た「夏服の少女たち」のブラウスもありました。思ったよりもとても小さく、ぼろぼろでしたが、ご両親が娘さんの形見としてとても大切にされていたことに胸が詰まりました。資料は、見るにはとてもつらく悲惨なものも多くありましたが、ほとんどの人が目をそらすことなくしっかりと真剣に見学していました。

 そのあとは、広島駅に移動。新幹線、環状線を乗り継いでUSJに向かい、到着後クラス写真を撮って、自分たちで決めた班で施設内を自由に活動しました。アトラクションに乗って、キャラクターの帽子をかぶったり、おいしいものを食べたり、出会う人みんな笑顔でした。
 残念ながら途中から雨が降り出し、パレードは中止になってしまいましたが、カラフルなライトが美しい夜のUSJの雰囲気も楽しんで、1日が終わりました。

【3日目 リバティ大阪・大阪市内班別行動】
最後の日はバス移動です。荷物を積み込んだ後、クラス別で乗り込み、大阪市内を車中から見学しました。班別行動の集合場所である大阪城公園をはじめとして、京セラドーム大阪、あべのハルカス、天保山の観覧車などを見ることができました。

そして目的地のリバティ大阪(大阪人権博物館)へ。中はすべての人々がその人らしく生きることや、それを脅かす差別やそれと向き合い闘ってきた姿、命の大切さなど、人権について広くしっかりと考える展示がされていました。

多様な国や民族の文化を学ぶ部屋では、民族衣装を着せてもらえるコーナーがあり、朝鮮やアイヌの衣装を着せてもらっている人もいました。またいじめがとりあげられている展示場所では立ち止まり、涙ぐむ人もいました。原爆資料館と同様、静かに、でも真剣にメモを取りながら、しっかりと学習をすることができました。

 最後の活動は、大阪市内の目的地を巡り、公共交通機関を使って集合場所に集まる班別学習です。バスでなんばまで移動し、そこから散策が始まりました。ほとんどの班がなんば周辺でしたが、中には天王寺へ出たり、梅田に出てスカイビルに昇ったり、早めに大阪城に行き天守閣に上がったグループもありました。
なんばでもグリコの看板の前で同じポーズをして写真を撮ったり、名物であるたこ焼きをほお張ったり、大阪の街を楽しんでいました。

そして集合場所にもほとんど遅れることなく全員が到着し、そのあとは家族の待つ家に向かって帰路につきました。お疲れ様でした。
旅行の翌日に振り返りをしましたが、用紙がぎっしりと埋められるほど、一人一人十分に内容のある活動となったようです。
これからこの旅行を新聞にまとめていきます。分担を決めつつも、互いに協力し合って、充実した活動がそのまま表現できるように、工夫して新聞を作っていきましょう。


~旅行での課題は改善していこう~
修学旅行に向けて様々な取り組みをし、その中で反省し改善してきたことが修学旅行ではよい形で発揮されていました。学習の真剣さ、時間の意識、声をかけ合えるようになったことなど、よく頑張っていました。仲良くなって絆が深まったのもよかったです。「絆を深めて笑顔で帰ろう!」の目標は達成できたのではないでしょうか。

逆に課題もみえました。集合や歩く時は周りをあまり見ることができず、うるさくなったり広がったり。また3日間を通して、身だしなみ(髪型、スカート丈、シャツだし)という点では注意しなければならない人が増えていました。少し気がゆるんだでしょうか。普段よりきちんとしている人、普段からきちんとしている人の中で、甘い方に行ってしまったのはとても残念です。

これからまた日常の生活に戻ります。当たり前にするべきことをきちんとして、いい習慣をつけ、落ち着いた雰囲気を作ってみんなで力をつけていくようにしましょう。

~保護者の皆様へ~
3日間の修学旅行が無事終了いたしました。保護者の皆様には、前日の荷物運搬から初日早朝よりの昼食準備、送り出し、そして帰宅時の迎えと、いろいろとお世話になりました。おかげさまで充実した活動にすることができました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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