立春を過ぎ、暦の上では春ということになるのですが,まだまだ厳しい寒さが続いています。廊下を歩くと凍りつくような冷たさを感じます。
四日市市内ではまだまだインフルエンザの学級閉鎖の情報が続いています。本校でも,毎日数人ずつですがインフルエンザ罹患の報告が続いています。油断は禁物です。しっかり予防を心がけてください。
主な症状は、37℃〜39.5℃くらいの高熱,咽頭痛,悪寒,腹痛,気分不良,鼻汁,咳,頭痛,関節痛,倦怠感などです。ただ,高熱にならずに風邪だと思って受診したら、インフルエンザだとわかった場合もあります。四日市市内の情報ですが、09新型、A香港型、B型の報告がありました。今のところA型がほとんどですが,B型の報告も届きました。学校でも注意深く様子を見ている状況です。
また,ノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎や,インフルエンザだけでなく,流行性耳下腺炎(おたふくかぜ),水痘(みずぼうそう),流行性角結膜炎(はやり目)など他の病気も四日市市内での報告が続いています。スギ花粉症もそろそろ飛び始める時期なので,いろいろな病気が混在します。症状が出たら病院でしっかり診察を受けるとともに,ご家族みなさんで予防を続けてくださいね。
そろそろ花粉症も・・・
今年のスギ花粉飛散量は,昨年度よりは少ないものの,平年並みだと予想されています。寒さが厳しい2月は少ない日もあるものの,3月にはピークを迎えるだろうという予測がされています(参考資料:日本気象予報協会)。これからだんだん飛散量が増えていきます。対策をしっかり行ってくださいね。
まずは,花粉をできるだけ家の中に持ち込まないようにすることです。上着の花粉を払ってから玄関に入ることや,洗濯物や布団を屋外に干すときに注意してください。外出時には,帽子・花粉症対応ゴーグル・マスクなどを使って,髪の毛や皮膚につく花粉を少なくするよう心がけましょう。帰宅後にうがいや洗顔をするのもお勧めです。
次に,掃除をこまめにすることで症状を抑えたり和らげたりすることもできます。拭き掃除が最も効果的ですが,できる範囲で行ってください。
さらに,風邪をひくと症状がひどくなりやすいです。自分自身の対応としては,規則正しい生活を心がける,ストレスと上手に向き合えるようにする,免疫力を高めるように気をつけるなどです。いつもと同じだからと自己判断すると,別の病気ということもありますから,早めの受診をお勧めします。
毎年のことですが,年々症状を訴える人が増えてきていて,今や国民病と言われるくらいです。ただ,無理せず,出来る範囲で気をつけていくくらいの気持ちで,少しでも楽に乗り切れたらと思います。
掲示物パート2
保健室前の掲示物を月替わりのため,またまた保健委員会のみなさんに手伝ってもらって貼り替えました。ウイルスは先月に引き続き活躍しています。水道の蛇口などは,ダンボール,トイレットペーパーの芯,ティッシュ,アルミホイルで作ったもので,製作途中から「これは何?」「何かに使うの?」という質問が相次ぎました。
また,水の流れを表しているビニール紐や紙テープですが,中には髪に巻いてみたり,身体に巻いてみたりと違った使い方をしている子も発見しました。もちろんきちんと説明しています。
マスクの掲示物も,ダンボールを委員会のみなさんに苦労しながら切ってもらいました。インフルエンザや風邪の予防,花粉症対策などでマスクをしている子もだんだん増えている中,あごだけにしていたり,鼻をきちんと覆っていない場合もありましたので,正しい着用の仕方も知っていて欲しいと思います。
保健室前の廊下のカレンダーには,年間を通じて子どもたち全員の誕生日がわかるようになっており,月が替わると見に来る姿もあります。友達の誕生日を確認したり,自分の誕生日の月には報告に来てくれる子もいます。月初めに変わっていないと,教えてくれる子もいます。先日はある子から「先生,来年度の誕生日ももう書いてある?」と質問を受けました。今年度分は年度初めの4月にまとめて記入してありますが,来年度はまだだと伝えました。すると「実は一つ上の学年になっていたかもしれない」ということでした。4月1日生まれだと一つ上の学年になります。掲示物からちょっとした雑談にもつながっていけると感じたひとときでした。