思わず笑顔!

 新学期が始まってそろそろ2ヶ月が過ぎようとしています。新しい学年や学校生活にもずいぶん慣れてきて,教室や運動場で元気な声が響いています。
 特に,1年生と6年生は普段から交流があるからでしょう,一緒に遊ぶ姿もよく見かけるようになりました。また,休み時間に6年生の姿を探す1年生の子たちもいます。異学年で遊ぶという姿が,学校では自然に見られるので毎年ホッとしています。
 また,6年生を始めとする高学年が,年下の子にはとても優しく接しています。ちょっと困った顔をしている場面も確かにありますが,小さい子の面倒をみるということは,大変だったり,嬉しかったり,ちょっと恥ずかしかったりもするみたいです。見ているこちらは思わず顔がほころびます。

 7月上旬並みの暑さも続いています。水筒は多くの子が持ってきていますが,そろそろ帽子もかぶってほしい日差しです。ご家庭でも様子を見ながら対応していただけると助かります。
リラックスしましょう!

 この時期は,「5月病」の言葉をよく聞く時期でもあります。「5月病」は,正式な病名ではなく,4月から始まった新しい環境で,慌ただしかったり,忙しかったり,周りの人との人間関係が変わったり,などの変化がストレスとなり,ちょうど5月頃に身体や心にいろいろな不調が出てくるのでこう呼んでいます。上手にストレスとつきあい,あまり思いつめないようにしたいですね。そのためには,自分でリラックスできる方法をいくつか持っているといいですよ。

 リラックスというのは,もともと「ゆるめる」という意味からきた言葉だと聞いたことがあります。心がいつもピンと張り詰めた状態だと疲れますし,余裕もなくなってしまいます。少しゆるめることで,余裕やゆとりが生まれるので気分転換になるのではないでしょうか。

 自分の好きなこと,趣味などをいくつか持っているといいですね。今まで苦手意識があったものも,やってみると案外楽しかったりして,思わぬ発見をすることもあるかもしれません。適度な運動も,脳のリフレッシュになるそうです。「ちょっとゆるめる」方法を新しく持ってみませんか?


健康診断結果から
 
 定期健康診断もそろそろ一段落しそうです。まだ少し残っていますので,引き続きよろしくお願いいたします。
 今までに終わった健康診断結果をお知らせしました。健康手帳や治療勧告用紙をご確認下さい。(まだ,未受診の項目がある場合は、後日受けてもらってから,お知らせします。)先月もお伝えしましたが,学校での定期健康診断は,あくまでもスクリーニング(ふるい分け)です。疑いがあると指摘された場合は,全て受診勧告をさせていただきます。その結果,病院で受診されたら,「異常なし」という結果になることもあります。お子さんの病気の早期発見・早期治療のためでもあり,学校生活を健康に過ごすための健康診断です。

 特に,耳鼻科の場合は,6月から水泳学習が始まることもあり,早めの受診をお勧めしています。眼科も,アレルギー性結膜炎の場合もありますが,なるべく早めの受診をお勧めします。プールで悪化する可能性をなるべく少なくしたいからです。
 歯科の場合,むし歯は放っておいても治るものではなく,むしろ進行してしまう可能性が高いです。歯磨きやその他の口腔内の様子を確認していただくことが望ましいと思います。また,歯並びやかみ合わせについては,永久歯が生え揃うまで様子を見た方がいい場合と,なるべく早くから治療を始めた方がいい場合があります。かかりつけの歯科医と相談されることをお勧めします。
 内科の場合は,持病を指摘されることがあります。アトピー性皮膚炎ではプールでの対応を考えた方がよいのか,気管支喘息で体育の授業を受けられない項目があるのかなど,学校で配慮が必要なことについて,かかりつけの主治医のご意見があると,とても助かります。いざという時も,対応がスムーズにできることが多いからです。

 成長期のお子さんは,結果や症状がすぐに変わることもあります。定期健康診断の機会を上手に活用していただけたらと思います。