「こっちは、あたたかい砂や」「こっちのは、冷たいで」「うわ〜。こっちのは、もっと冷たいな」と、日の当たるところと、陰、建物の影などと、砂の温度の違いに気がつき、つぶやき、それを聞いて確かめたり共感したりする姿が見られました。そのうちにその砂を集め、山づくりに・・・。そして、だんだん高くなると、その山を「世界一かたい山にするんだ」と、そこに集まる面々が、同じ思いになり、『手でかためる役』と『固くするための石を集める役』にわかれ、「いっぱい集めてな」「わかった」と、夢中に加速がつきました。砂を山にかけているうちに、ふわふわの砂がすべり落ち、「これ、めっちゃいいな〜」「ふわふわやで」のつぶやきに、ふわふわ(さらさら)砂づくりに発展。ふるいを使って砂をふるい始めた友だちの姿を見て、今度は、ふわふわ砂づくりに夢中に。そして、それを山にかけ・・・「やったー!すごい」と満足感。子どもたちから見つけた遊びは、次々に友だちに広がり夢中になる場面となりました。とっても素敵でした。発見し、つぶやき、それを拾って確かめ共感。そして役割分担して、協力。最後には、達成感。そして、そこには、自分が発見したことで、友だちにも楽しさを伝えられた満足感・自己有用感まで味わえました。子どもたちの遊びには、学びや育ちがたくさん詰まっています。 |
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