「ねえ、見て見てー!」水遊びの楽しいことに共感して ほしくて、それから、バタバタが上手になったのをみてほ しくての元気な声で要求したAちゃん。「はい、見てるよ 」と得意げなおよぎっぶるを見せてもらうことにする。ビ ート板につかまって、息を思い切り吸い込んで、伸ばし た(はずの)足をバタバタバタッとして見せてくれた。 「バタバタの足、強くなったね」と言うとうれしそう。 「ねえ、ねえ、見てて」とアンコール。「はい、見てるよ」 今度はさっきにも増して息を吸い込んで、バタバタバタッ。となりを他の子がバタバタをしながら過ぎていった。Aちゃんは3度目挑戦した。不思議に前に進まない。進まないどころか後ろに下がるときもある。Aちゃん自身も進まないことが少し気になり始めたようだったけれど、足のバタバタ蹴りに自信がついたようでもあった。少しずつ進歩しながら自信をつけ、また前へと進んでいく、そのことにつきあい、喜びに共感しつつ、背中を押していきたい。 |
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