5月の終わり頃からパンジーの花にたくさんいたツマグロヒョウモンの幼虫を、すみれ組でもばら組でも大切に育ててきました。幼虫のおうちを作ったり、枯れてきたパンジーの花や葉を摘んで入れたり、むしゃむしゃと食べ日に日に大きくなっていく様子に大喜びの子どもたち。みんなが集まって、幼虫を手に楽しそうにやさしく話をしている姿を何度も見かけました。幼虫がさなぎになり、ちょうちょになるのを今か今かと待っていました。 ちょちょの羽が乾いたのを見計らって、外に飛んでいくのを応援する声が、毎日のように聞こえてくるようになりました。なかなか飛んでいかないちょちょに「がんばって〜!」の大合唱です。飛んだ時は、「やった!」とみんなが拍手で見送っています。命が生まれ、育ち、旅立つという過程で、子どもたちは関心をもちたくさんのことを学んでいます。実体験を通しての学びが、幼稚園教育の基本です。 |
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