今日の道徳では、「本当のやさしさとは・・・」というテーマでした。
主なあらすじは、主人公であるぼくはおとうさんと一緒に電車に乗っていて、ある駅で目の不自由な人が電車に乗ってきたところ、席があいているのに、その人は座ろうとしないので、ぼくは声をかけたいと思いました。父との会話のなかで、目の不自由な方は降りるときに、周りの人に迷惑をかけるので、このまま扉付近で立ったまま乗っているのがその人にとっては都合がよいのでは話しました。その人はにっこりとうなずいていました。
授業のなかでは、この状況を確認後、目の不自由の方、お父さん、ぼくといろいろな人の立場によって価値観は違います。
道徳では、価値観を教え込むというより、このような場面でどうするといいんだろうという葛藤が生まれ、他者の考えを聞くことで、豊かな判断力が形成されていくと考えています。
家庭においても、様々な場面で「〇〇はどう思う?」と聞いてみると、お子さんの道徳心についてつかむことができるかもしれません。また、考えの違いが生まれたとき、保護者の皆様から、考え、理由を話していただくことで、豊かな判断力へとつながっていくと思います。