四日市市教育委員会教育施設課に修理依頼をしていた看板が出来上がってきました。
この建物は、「旧奉安殿」です。車で見かけたことがある方も多くいらっしゃると思います。
看板には、以下のように記されています。
「この建物は、戦前まで奉安殿として本校にあったものです。
昭和2年(1927年)に、建てられたものです。昭和10年ころにはどこの学校にもありました。
戦後総司令部(GHQ)の指示により、すべての奉安殿が取り壊されることになり、地域の篤志家が、校地外に運び出し、それを、この地に戻して補修を加えたものです。
奉安殿には、天皇皇后両陛下のご真影(写真)や教育勅語、日の丸が納められていました。儀式の時に、ここから講堂へ運び出して飾られました。
この近くでは、保々小学校の奉安殿が隣の殖栗神社に、また常磐小学校のものが、赤堀の誓願寺境内にあります。
学校内にあるのは、全国的に見ても数少ない例で、昭和初期の建物として貴重な遺産となっています。
現在は、本校の卒業生の思い出のものなどが保管されています。」