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2019/12/20

人権学習

| by 朝明中学校


総合の時間に「いじめ」について考えました。ある日の教室での数名の会話から、いじめの構図について学びました。
加害者だけでなく、観衆者も傍観者も、いじめを拡大・持続させる役割をも持っているという部分が大変恐ろしいことなのです。いつの間にか被害者にも加害者にもなりえるのです。いずれにしても、いじめ行為の根底にあるのは「人が困ったり悲しんだりしている様子を見て楽しんでいる」という歪んだ心理であり、この心の在り方こそが、いじめ行為の定義と言っても過言ではないのではないでしょうか。
 人権学習では人間性豊かな生徒を育てたいと思っています。人間性とは、難しいものでも特別なものでもありません。ネット社会の影響なのか今の世の中は、人とのつながりが大変薄いものになっています。「親切や思いやり」には「勇気」がいる時代になってきているように思います。電車やバスに優先席をもうけなくても全ての座席が優先席だった、そんな時代が遠い昔のような気がします。当たり前のことが当たり前でない世の中になってしまっているということです。人を思いやり、大切にする。そのためにも、自分自身を大切にすることが欠かせないことだと思います。当たり前の生き方を当たり前にできる世の中にしたいですね。人と人との関わりを大切にしながら、仲間づくりを大切にしながら、より多くの人との出会いを大切にしながら、よりよい社会を作っていきたいですね。そんなことをみんなで考えられるような人権学習ができたらと思っています。


 


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