共同地区防災組織連絡協議会の皆さんに来校していただき、HUG(避難所運営訓練)を行いました。まず、ワークスペースで代表の方からレクチャーを受けます。「備えあれば憂いなし」と説明の最後に言われましたが、本当に災害が起こったとき、できるだけ困らないように今日はしっかり訓練を受けたいと思います。 説明後いよいよHUGの開始です。体育館が避難所の中心となるという想定から、まず、体育館の中に通路を決めます。避難者がトイレに行きやすいことなどポイントはいくつもあります。 通路が決まれば避難者を受け入れます。カルタのようなカードを読み上げます。「3人家族、家は全壊」「3人家族、世帯主と連絡取れない。柴犬」「単身赴任、アパート半壊」など、どんどん避難者が訪れます。 そのうち、「観光バスに乗った旅行者がたくさん避難」「全盲のご夫婦。盲導犬連れ」「認知症で寝たきり、介助が必要」「ぜんそくの発作。受診が必要」など、様々なケースが出てきて、頭のひねりどころです。
最後にHUGの振り返りです。「様々な事情がある避難者に素早く対応するのが難しかった。」「意見が違うこともあるけど、皆で話し合って進めることが大切だと思った。」などの意見が出されました。
南海トラフ地震が予想されていますが、実施に災害が起こったときには中学生も大きな手助けの力になると言われます。今日、学習したことを大切にしてほしいと思います。