6年生が、これまでお世話になったいろんな人々、楽しく過ごした学校への感謝の気持ちを表そうと、“奉仕作業”で校内のいろんなところを掃除して環境を整えてくれました。
作業の内容は、運動場周りの側溝の土砂上げ、給食配膳台の汚れ落とし、教室のワックスがけなど、日頃のそうじはもちろん、大掃除でもなかなか手が及ばないことでした。
運動場周りの側溝の土砂上げでは、溝さらいや移植ごてを使って土砂をすくい上げていましたが、その土砂は、湿っていてとても重たそうでした。
その土砂は、みや一輪車で運んで運動場に撒き、トンボで均します。
運動場から雨水で流された土砂を使っての整地作業です。
階段そうじには秘密兵器を投入。
その名も「超ロング柄付き エレキャッチ」
伸縮式の長ーい柄の先に付いた、モコモコモップの網状の繊維が静電気を起こしてほこりをキャッチするという用具です。
階段の壁面や照明の上をモップでなでると、これまで気にならなかったほこりがいっぱいついてきました。
背伸びして、腕を目いっぱい伸ばして、少しでも広い範囲をきれいにしようとしていました。
「上まで届かないので、椅子を持ってきてもいいですか?」
と、尋ねられましたが、階段は危険がいっぱいなので
「危ないから、届くところまででいいよ」
と、答えました。
きれいにするためにできる限りのことをしたい、という気持ちの表れですね。
配膳台や手洗い場は、メラミンスポンジなどでこすって表面の黒ずみや水垢を落とし、1年の教室では、床をきれいに掃いてからワックスがけ。
どの作業場所を見ても、子どもたちは笑顔。
決して遊んでいるわけではなく、せっせと手足を動かして作業に励んでいるのですが、なんだかとっても楽しそうなのです。
ドバーッとまかれた砂が足にかかりそうになって「ワアッ、ハハハ」
モップで落としたほこりの塊が落ちてきて「ヒェー、ハッハー」
床に撒いたワックスでできた線を見て「エヘヘヘ」
時間もたっぷりかかる大変な作業にもかかわらず、卒業を前に学年の友だち全員で取り組めることを喜び、楽しんでいるかのように感じました。
6年生の皆さん、ご苦労様。
浜田小にいる子どもたち、職員全員を代表してお礼を言います。
どうもありがとう。