練習布を使った練習で、玉どめや並縫い、ボタン付けなど、針を使った裁縫の基本の技を身に着けてきた５年生。

ここまで学習したことを生かして、フェルトの小物づくりに挑戦しました。

ぬいぐるみ入れ、トレー、ティッシュケース、小物入れ…

作るものを決めたら、フェルトに“チャコ鉛筆”で印を付けて、裁ちばさみで裁断。

それから、フェルトを縫い合わせたりボタンを付けたりして小物を作っていきます。

ボタンは、教師が用意したものから好きな色、大きさのものを選んで付けます。

慎重に針を動かし、糸を引いて、静かに作業は進みます。

すると

「あー、もうー。あかん。短すぎた。人生終わった！」

と、嘆く子が。

はじめに針に通した糸が短かったので、フェルトの周りを縫い終える前に残りが短くなってしまったのです。

これは大変。

教師も助けに乗り出して、なんとかかんとか縫い進め、どうにかこうにか玉どめまでこぎつけました。

「あーっ、よかった。生き返った」

おうちで用意した色とりどりの糸や柄の入ったフェルトを使ったり、重ねたフェルトの中に綿を詰めたりと、思い思いのデザインに様々な工夫を加えて小物を作っていました。