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2024/07/09

4年 歯が生えかわるころ

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
養護教諭との保健の学習は、動物の歯に関する“三択クイズ”で始まりました。
問題は「歯がない動物は?」「歯の数が一番多い動物は?」など、全部で6問。
問題を通して、サメも歯が生えかわることや、キリンは人間と同じで1回だけ生えかわることを知って、子どもたちはびっくりしていました。

今日の学習は、歯の“生えかわり”のこと。
4年生の子どもたちは、今、ちょうど生えかわりの時期を迎えて、口の中には乳歯と永久歯が入り混じって生えていて、永久歯が生えているのを待っているところもあるのではないでしょうか。
そこで、子どもたちが写真で見たのが、生まれたときから今までの口の中の様子。
1本も歯がなかったところに下の前歯が生えて、3,4歳で乳歯が生え揃い、そして今はデコボコです。
そして話題は、どの様にして生えかわるかへ。
乳歯が生えているときには、既に歯ぐきの中に永久歯の卵があり、それが大きくなって歯ぐきの外に出ようとするときに、なんと、乳歯の根っこを溶かして小さくしているというのです。
どうりで、抜けた乳歯は、なんだかとても小さいですよね。
子どもたちは、自分の歯が抜けたとき、根が溶けて小さくなった歯を見ていたわけですが、しっかりと生えていた根っこがある乳歯はどんなのか、実際に見てみました。
その歯は、養護教諭の子どもの歯。
歯医者さんの勧めで、自然に抜ける前に抜いたものを取っておいたそうです。
子どもに生えていた本物の歯とあって、子どもたちは興味津々。
養護教諭が手に持つ袋に入った歯を、覗き込むようにジーっと見ていました。
続いて、生えたてと1年半ほどたった後の永久歯の表面の様子を見くらべると、その違いは一目瞭然。
生えた直後の表面にはデコボコがいっぱいありました。

では、鏡を使って自分の歯を見てみましょう。
乳歯は?
抜けているところは?
永久歯は、どんな様子?
「まえばが全ぶおとなのはでした」
「歯ならび、悪すぎ」
「アゴが小さいから大人の歯が出るスペースがないと言われるから、ヤバイかも」

歯の生え方が凸凹で磨きにくいうえに、永久歯の表面には細かい穴がいっぱい。
こんな状態だとむし歯になりやすいのは、子どもたちもよーくわかります。
そんな歯を、むし歯から守るための“歯みがきポイント”を教わりました。
それは…
・かみ合わせの部分は、毛先が溝に当たるようにする
・歯ぐきは、斜めに毛先を当てる
・前歯のでこぼこしているところは、1本ずつ歯ブラシを縦に当てる

4年生の皆さん。
今、あなたたちの歯は、大人の歯にどんどん生えかわっていることがよくわかりましたね。
この状態は、むし歯になりやすいこともわかりましたね。
生えたばかりの永久歯をむし歯から守るために、教わった歯みがきポイントを意識して、しっかり歯を磨きましょう。
しっかり、と言っても、力の入れすぎは禁物ですぞ。


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