6月4日から10日までの1週間は、「歯と口の健康週間」です。
この時期に合わせて当校でも、「乳歯から永久歯にはえかわる学童期に、歯にとってよい習慣をつける」ことと「歯周病予防に関する正しい知識と行動を身につける」ことを目的に、養護教諭が各学年、各学級を回って、歯のことについて指導しています。
5年生は、“全国小学生歯みがき大会”に参加しているということで、その大会から贈られたDVDとワークブックを使い、
「歯と自分をみがこう」
というテーマで“歯肉炎”と歯みがきの大切さについて学習しました。
まず、子どもたちが見た写真は、小学生の歯。
「歯肉炎だと思うのはどっち?」という質問には、歯の色や歯茎の感じが明らかに違うので簡単に見分けられた子どもたちでしたが、円グラフで、10~14歳の約3人に1人が歯肉炎であることを示されると、「ワー」「エー」と驚いていました。
続いてみたのは、歯茎に現れる、色、形、硬さ、出血、4つの“歯肉炎のサイン”。これを見ている間に気になったのか、配られた手鏡で自分の歯茎を見始める子がいます。
さらに驚いたのが、歯の表面についた細菌の塊“歯垢(プラーク)”の画像です。ほとんどの子どもたちが、食べかすだと思っていた、歯についている“白いネバネバ”の正体です。
「ウワッ」
「グロッ」
「気持ち悪」
顔もゆがめて、こんな声を上げていました。
でも大丈夫。
歯と口の健康は、自分で守れるのです。
ここからは、健康を守るための“ちゃんとした歯みがき”教室。
歯ブラシでのみがき方と、それでは取り切れなかったすき間の歯垢をデンタルフロスで取り切る方法を教わりました。
驚くことがたくさんありましたが、歯と口の健康を守るために大事なことを学んだ1時間でした。
子どもたちは、今晩から1週間、“歯茎の観察”と“歯みがきの3つの基本”、“デンタルフロスの使用”の3つのことをやり切れたかチェックしながら、歯ブラシとデンタルフロスデンタルフロスを使って歯を磨きます。
今日の学習で学んだことをしっかりと心に留めて、歯と口の健康を守るために丁寧に歯を磨き続けてほしいものです。