“秋の図書館まつり”の催しのひとつとして、図書委員会の子どもたちが、“絵本の読み聞かせ”をしました。
今日の会場は、1,2,4年の教室です。
朝の会の時間になって2階に上がっていくと、2年の教室の前にしゃがみ、絵本を開いて練習しているペアがいました。
1年の教室は、3クラスとも6年生が読んでいました。
あるクラスでは黒板前の教卓で、あるクラスではワークスペースの椅子に座って、ちょっぴり緊張した様子で読んでいました。
あるクラスでは、教師が
「読み聞かせが上手だったな、と思った人?」
「6年生みたいに上手になりたいな、と思う人」
と、子どもたちに問いかけると、たくさんの手が挙がりました。
読み終えた図書委員にに
「緊張した?」
と、尋ねると
「はい、ドキドキしました」
「緊張して、読むのが速くなってしまいました」
と、感想と反省の言葉が返ってきました。
3,5,6年の教室では、11月6日に開かれます。
図書委員が選び抜いて読んだ絵本を紹介します。
◇1組「お月さまってどんなあじ? 文・絵:マイケル・グレイニエツ 訳:いずみ ちほこ」
「お月さまってどんなあじなんだろう」
動物たちはお月さまを見るたびに疑問を抱き、ある日、小さなカメが、高い山の上に登ってお月さまをかじってみようと決心します。
山のてっぺんに着いたカメは、ここではまだお月さまに届かないことに気づき、ゾウを呼びました。
ゾウがカメの背中に乗り長い鼻を伸ばすと、お月さまはひょいっと上へ逃げました。
キリン、シマウマ…と次々動物を呼んで、動物たちで作る塔はどんどん高くなっていくけれど、あとひといきというところでお月さまは上へ逃げてしまうのです。
さて、サルの手がもう少しでお月さまに届きそうになったとき、サルはネズミを呼びましたが…。
どうなったのでしょうか。
◇2組「パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち 作:柴田 ケイコ」
物語の舞台は、おにぎり一家の営むおにぎり屋さん。今日も店頭には、おいしそうなおにぎりがずらりと並んでいます。もちろん、おにぎり一家の食卓も毎日おにぎりばかり。
“おにぎりぼうや”は、毎日毎日おにぎりばかりの食卓にうんざりして「もう おにぎりは たくさんだ!」と言って、家を飛び出します。
その先で、旅人のおじさんからすすめられた、みしらぬ食べものを食べてみると。
「う…うまい」
その食べものとは…。
◇3組「でんにゃ 作:大塚 健太 絵:柴田 ケイコ」
自由気ままなねこの電車、出発進行!
「でんにゃ」はねこの電車。
がたんごとん、にゃにゃんにゃにゃん。
魚屋さんでごはんを食べたり、屋根の上で昼寝したり、ねずみを追いかけたりと、寄り道ばかりしていて、なかなか目的地に到着しません。
『おにゃけ』のコンビによる、楽しいお話です。