水曜の朝は、図書ボラさんの読み聞かせ。
今日の会場は2年の教室でした。
ワークスペースのフロアに座った子どもたちは、読み聞かせが始まる前からニコニコ笑顔。
どんなお話が始まるのか、楽しみで仕方がない様子でした。
何冊も読んでくれた中から、日本に昔からいるおばけが登場し、子どもたちが笑ったりほっこりしたりしながら聴いていた、おばけの絵本を紹介します。
◇「くつやさんとおばけ 作:いわさきさとこ」
すっかりさびれてしまった商店街。
くつやさんも、そろそろ店をたたんだ方がいいのかもしれないと考えていた、その時。
「ごめんください」
立っていたのは、ちょうちんこぞう。
驚いて思わず逃げだすくつやさんでしたが、どうしても話を聞いてほしいという言葉に、仕方なく立ちどまります。
なんでも最近は、どこもかしこもアルファルトの道ばかりで、足が痛いのだと言うのです。
そこでくつやさんは、靴底がやわらかい運動ぐつをはかせます。
すると次の日、今度はてんぐがやってきます。
さらにその次の夜には大勢のおばけたちがくつやに訪れ……。
くつやさんの前に次々に現れる、迫力満点のおばけたち。
毎晩さぞかし怖い思いをしているのでは? と思うと、そうでもないみたい。
それどころか、くつやさんも商店街も元気を取り戻していくのでした。
この子たちにとって、今年度最後の読み聞かせ。
おもしろい絵本をたくさん紹介してくれた、図書ボラの皆さんにお礼を言って別れました。
3年になっても、楽しみるからね。