学校日記 はまだっ子の様子

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2025/02/18

3年 電車でGO! to MieMu

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
今日は朝から、津市の三重県総合文化センターで開かれたセミナーに参加していました。
午前の部が終わって昼休憩に。
買っておいたサンドイッチでササッと昼ご飯を済ませて出かけた先は、センターに隣接する「三重県総合博物館  MieMu」。
なぜなら、3年生が社会見学で訪れているからです。
エントランスホールから階段を上がっていくと、赤白帽子をかぶった子が何人も歩いていました。
「あっ、校長先生」
「先生も来てたの?」
「校長先生、○○はね、…」
「△△がおもしろいよ。一緒に行こ」
「昔の道具があるよ」
「あれ掃除機でしょ。ロケットみたい」
「見て、『ジブリ展』で撮った写真だよ」
「あそこにオオサンショウウオがいるの。知ってる?」
「□□さんねえ、あの透明のところに立つのが怖いんだって」
私か突然現れたことにさして驚く様子もなく、博物館についてから見て聞いて学んで楽しんだことをたくさん聞かせてきました。

お昼ご飯は交代で、お部屋を借りて。
班ごとにテーブルに座ったり床にシートを敷いたりして、おうちの人が用意してくれたお弁当を広げておいしそうに食べていました。
食べ終わった班から再び展示スペースへ。
どれだけ回っても、何度回っても飽きない様子でした。

セミナーを終えて、急いで津駅に行ってみると、子どもたちが切符を買っているところに間に合いました。
博物館から路線バスに乗ってやってきた子どもたち。
乗るときには整理券を取り、津駅西口のバス停で予め用意しておいた運賃と整理券を運賃箱に入れ、運転手さんにお礼を言って降車。
駅の券売機でお金を入れ、タッチパネルを操作して近鉄四日市までの切符を購入。
ICカードやスマホ決済の普及で切符を買う必要がなくなり、そもそも、自家用車での利用が多く、公共交通機関を利用する機会の少ない子どもたちにとっては、とても珍しく、ドキドキの体験だったに違いありません。
切符を買って自分の列に戻り、近くの子と切符を自慢するかのように見せ合う姿がありました。
全員が買い終えたら、列をなして自動改札機を通過。
切符を差し込み口に入れたら前へ進み、その先にぴょんと飛び出た切符を取って通り抜け。
近鉄四日市駅では、出てきた切符を取り忘れる子が何人かいたそうですが、ここでは、みんな忘れず、機械から顔を出した切符をつまんでいきました。

博物館での展示物見学や体験学習ももちろんですが、自分で切符を買って公共交通機関を利用するのは、今の子どもたちにとってとっても貴重で、とっても値打ちのあるものだと思います。
学校に戻ってきた子どもたちに担任が
「公共交通機関の中でのあなたたちは、周りの人のことを考えて静かに過ごして必要な時に必要なことを話し、席を必要とする人に譲る場面もあった。
とっても素敵な姿でした。
今日、公共の社会で体験したこと、できたことをこれからの社会生活と、廊下歩行などの学校生活に生かしましょう」
と、話していました。
別の教師によると、乗り合わせたお客さんが
「みんな、おりこうさんですね」
と、言ってくれたそうです。
今日は、電車、バス、博物館で、子どもたちにとってたくさんの学びがあるとともに、子どもたちの素敵なところをたくさん見られた1日だったようです。


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