苗のまわりの土は黒いビニールシートで覆われて、毎朝、子どもたちにたっふぶり水をかけてもらって。
1年生がみんなで畑に植えたサツマイモの苗は、こんなふうに大事に大事に育てられています。そのサツマイモの苗がどんなふうになったか、1年生が観察していました。苗を踏まないように気をつけて畝や畑の端のブロック座って、自分の苗をよーく見てワークシートにその絵を描いていました。
見ては描き、描いては見て。
茎を持ったり葉っぱを裏返したり。
一人の子がちょっと困った顔で私を見て言いました。
「ザラザラしているのは、どんなふうに描いたらいいかなあ?」
茎を触ってみたところ、表面に細かい毛のようなものがたくさん生えていてザラザラするのですが、それをうまく描く術がなくて困っていたのでした。
「言葉でも書いておけば、よくわかると思うよ」
この後この子は、どのようにザラザラを表現したのでしょうか。
別の子は、
「枯れているみたい」
植えたときよりも、色がなんだか黄色っぽくなり、葉がしおれたように感じたので、そう言ったようです。
よく見て、触って、今のサツマイモの様子を詳しく丁寧に記録しましょう。