学校日記 はまだっ子の様子

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2022/04/20

3年 自分の表現を大切に

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
3年生の国語科は「すいせんのラッパ」という物語文の学習に入りました。
ある学級では、みんなが一斉に声に出して読んでいるところでした。
教師がナレーションと「すいせん」の役を務め、子どもたちは「あり」の台詞を読みます。
 教師 「そこへ、ありたちが、とっとと走ってきました」
 子ども「おはよう。すいせん」
 教師 「おはよう。あり」
 子ども「だって、まちきれないもの」
    「ね、早く、ラッパをふいて」
    「そっちに上がっていい?」
聞いていると、みんなの声がちっともそろっていません。何度か繰り返しますが、そろいません。速さも声の大きさも。
続いて1人で読むことに。
読み終わると教師が子どもたちに尋ねました。
「何びきに聞こえた?」
子どもたちは口々に「2ひき」「3びき」「4ひき」と言いながら指で数を示しました。
子どもたちの声は、そろっていなくて当たり前、むしろ、違うことを求められていたのでした。
登場する4匹のありの違いが分かるよう、自分の読みや感じ方、表現を大切にして台詞を読むことが課題だったのです。
登場する4匹のありが、子どもによってどのように音読で表現されるのか。これからの学習が楽しみです。

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