今日は、式当日の流れを止めることなく行う予行練習です。式当日は、スムーズに卒業証書を渡さなければなりません。そのため、本来は卒業式当日行っていた一人一人へのメッセージをこの予行練習で言わせてもらいました。予行練習はほぼ完ぺきでした。が、数か所よりよくできるところがあったので、6年生担任にその指導はお任せして、一旦校長室に戻り執務をすることにしました。
5限目は1年生の算数でした。1-3で授業をしていると、終わりの方で担任と子どもたちが数人教室まで入ってきて、「最後は、校長先生に直接指導をしてほしい。」と江口先生が言われ、「大丈夫だとは思うけど。」と言いながら、体育館へ向かいました。来てくれた数人の子が、まるで私をエスコートしているように感じ、体育館につく頃には、何かあるなと予感しました。
予感は、的中と言えば的中ですが、私への卒業式でした。何が当たっていなかったかというと、思い出のアルバムを子どもたちが自分たちだけで作ってくれたということです。卒業証書には感謝の言葉が続き、アルバムにはクラスのページに続いて、一人一人からメッセージをいただきました。こんな私に子どもたちはこう言ってくれました。「校長先生、もう謝らなくていいよ。」涙が溢れました。