学校日記 はまだっ子の様子

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2024/06/19

大津波に備えて

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
当校では、1年おきに引渡し場所を変えて「緊急時児童引き渡し訓練」を行っています。
今年度は、港中学校と合同で「そらんぽ四日市」前の市民広場に避難し、そこで保護者にお子さんを引き渡す訓練を予定していましたが、中央通り再開発に伴う工事のために市民広場の使用許可が下りませんでした。
しかし、全ての子どもたちが、大津波警報が発表されたときの避難場所を知っておく必要があると考え、小学校単独で市民公園近くまで歩いて経路を覚えるとともに避難する場所を子どもたちの目で確かめることにしました。

緊急地震速報が放送から流れて訓練開始。
1年の子どもたちは、スピーカーから流れる放送にじっと耳を傾け、教師の指示で机の下に身を隠しました。
余震や落下物の恐れがあるので、しばらくそのままじっとして、次の指示を待ちます。

運動場への避難を支持する放送を受けて、子どもたちは次の行動へ。
減災頭巾を被って2列に整列し、教室を出たら左へ。
4月に訓練したことをしっかり覚えているようで、教師の指示に従ってサッササッサと次の行動へと移っていきます。

階段、ピロティ、体育館通路。
“ボトルネック”のような箇所がありますが、子どもたちの流れは淀むことなく、スムーズに流れていきました。
全員の避難完了が確認されたのは、避難獅子が出てからおよそ5分後。
4月の訓練のときよりも、1分も短くなりました。
子どもたちが、地震が起きたときの行動と避難経路を理解し、真剣に訓練に臨んだからでしょう。
この時間なら、十分に命を守ることができると思います。

この後教室に戻って下校の準備をし、今度は、地区別に運動場に並び直します。
全員が集まったことが確認できたら、“市民公園”へ向けて出発。
国道1号線沿いの歩道を北へ歩き、再開発工事真っ只中の中央通りの歩道を西へ。
市民広場の前まで歩いて、今は白い塀に覆われて見えない公園の場所を確かめました。

道中、先頭で、交差点で、最後尾で。
黄色い旗を手に子どもたちの通行と横断を助けてくれたのは、毎朝子どもたちの登校を見守ってくれる、浜田っ子応援団長さんと主任児童委員さんです。
どうもありがとうございました。
“WBGT温度計(熱中症計)”を首から提げて歩いていきましたが、“厳重警戒”知らせるアラームを聞くことはありませんでした。

“浜田は西へ”が、津波警報が発表されたときの合言葉。
外で友達と過ごしているときに警報が出たことを知ったらここに避難しましょう。
おうちの人と約束事を決めている人は、それを守って避難してくださいね。

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