2時間目が始まって少し経った頃、水着に着替えた1年生が運動場に出てきました。
プールに入るのが初めてなので、この時間は、水泳のときにすべきこととその手順を一つずつ確かめながらの活動です。
マスクを外して袋に入れて、バスタオルと一緒にフックにかける。
もう一度サンダルを履いて、運動場で準備運動ができる隊形に並ぶ。
流れる音楽に合わせてみんなで準備運動。
プールサイドに上がって、間隔をあけて2列に並ぶ。
この時、“バディ”もしっかり確認。
教師の指示で、4人ずつシャワーのカランの下へ。
別の教師が、コックをひねると、
「ジャーーーーーー」
勢いよく、冷たい水が子どもめがけて降り注ぎます。
これが、小学校プール名物の“地獄のシャワー”。
これには、子どもたちは、びっくり。
「ギャー」とわめいたり「冷たーい」と叫んだり。
両手で自分の肩を抱きかかえて背中を丸める子も。
がんばれ!
シャワーを出たら腰洗い槽。
両手を挙げて、へそまで使ってカウントダウン。
「10,9,8,7…」
はじめと同じようにプールサイドに並んだら、いよいよ水遊びが始まります。
「ぼく、潜れやん」
「ぼく、水の中に潜れるで」
「あーっ、なんか緊張する」
「めっちゃ、楽しみ」
「はよ、入りたいよー」
楽しみ、期待があれば、不安やちょっとした怖さも。
子どもたちの気持ちは人それそぞれのようでした。
プールサイドに腰かけて、バタ足、自分に水かけ、隣の子に水かけ。
自分にかけていた時よりも隣の子にかけるほうが勢いが強いような…。
そして、プールに入った子どもたちは、水の中を歩いたり、バタ足で泳いだり。
次はは、“水中じゃんけん”
顔がつけられない子は、手だけ水の中に入れて。
「最初はグー、じゃんけん」まで言ってジャポン。
「勝ったー」
「もう一回やろ」
今日の活動はここまで。
次の水泳の時間は、今日より素早く準備ができるはずなので、もっと長い時間、水の中で遊ぶことができるでしょう。