5年の図工の時間。
机の上には10枚の写真が並べられています。
まっすぐ伸びる線路
絵のない額縁
たくさんのボタン
稲妻 などなど
ちょっと変わった雰囲気の写真ですが、どうも見る人によって、また、見方によって、とらえ方が違うようです。
私がある写真を見て「これは鳥かな」と言うと、「うさぎにも見えますよ」と前にいた子が教えてくれました。
確かに、写真の向きをちょっと変えると、私が“鳥のくちばし”とみたところが“うさぎの耳”に見えました。
ある子が「焚火」と答えた写真を、私は「噴火する火山」ととらえていました。
これは面白い。
これからの活動では、10枚の写真を見て、「ピーン」ときた写真、心に留まった写真を1枚選び、その写真から考えた「まだ見ぬ世界」を絵に表します。
子どもたちは、何度も写真を見て自分の心が最も動かされる1枚を選び、そこから想像をどんどん広げて、自分の感じたことや思ったことを自由に表現します。
子どもたちの心には、どんな「まだ見ぬ世界が」広がるのでしょうか。制作が進むのが楽しみです。