毎週水曜日の“朝の学習”のメニューは読書です。
いつもは自分の選んだ本を静かに読むのですが、「図書館まつり」開催中ということで、図書委員の人たちがそれぞれの教室で、絵本の“読み聞かせ”をします。
今日は、1,2,3年の教室が会場です。
教室の前で、少し緊張気味に打ち合わせをしていた図書委員は、時間になると各教室に分かれて入り、自己紹介の後、絵本を書画カメラでスクリーンに大きく映しながら読んでいきました。
写真は、1年生の様子。
手を膝の上に乗せて、スクリーンに映された絵を見ながら静かに聞いていました。
来週は、4,5,6年の教室を訪れます。
図書委員が、1年生のために選んだ絵本は…
◇おつきさまってどんなあじ?(文・絵:マイケル・グレイニエツ、訳:いずみ ちほこ)
「お月さまってどんなあじなんだろう」
お月さまを見るたびに、そんな素朴な疑問を抱いていた動物たちは。
ある日、小さなカメが、高い山の上に登ってお月さまをかじってみようと決心して山のてっぺんまで登りますが、ここではまだお月さまに届かないことに気づき、ゾウを呼びました。ゾウがカメの背中に乗り長い鼻を伸ばすと、お月さまは「これは新しいゲームだな」と思い、ひょいっと上へ逃げました。
ゾウはキリンを呼びました。キリンがゾウの背中に乗り長い首を伸ばすと、お月さまはまた逃げてしまいます。
シマウマ、ライオン、キツネ、サルと次々呼んで背中に乗って高くなっていくけれど、あとひといきというところでお月さまは上へ逃げてしまいます。
サルの手がもう少しでお月さまに届きそうになったとき、サルはネズミを呼びました……。
◇きょだいなきょだいな(作:長谷川摂子、絵:降矢なな)
表紙の絵はなんでしょう。きつねが見ているのは、なにかの・・・足?
「あったとさ あったとさ…」
広い野原にあったのは巨大なピアノ。
そしてまた「あったとさ あったとさ…」
巨大なせっけん、巨大な電話、巨大なトイレットペーパー・・・。広い野原どまんなかにデーンといろんなものが現れて、子どもが100人やってきて、いったい何をするのでしょうか?
最後は巨大な扇風機に、ひらひらくるるるる・・・と吹き飛ばされた子どもたち。どうなったかというと・・・?
おしまいの絵には、きっと幸せな気分にさせられちゃいますよ。
◇ルラルさんのにわ(作:いとう ひろし)
ルラルさんは、芝生の庭が自慢です。毎日手入れをしている自分だけの庭。
ねこでも犬でもトカゲでも、庭に入ろうとすれば、得意のパチンコで追い払います。
ある朝、庭に大きな丸太が転がっていました。近づいたルラルさんはびっくり。丸太だと思ったのは大きなワニだったのです。噛み付かれたら大変です。様子を見ていると、ワニはルラルさんを手招きして・・・。
芝生の庭って気持ちいい。寝転がるともっと気持ちいい。
肌をチクチク刺す感覚、芝生のにおいや温度。誰かと一緒だったら、もう最高!
ルラルさんにそれを教えてくれたのは、動物たちでした。