みなさんはパンジーの種を見られたことがありますか。パンジーの花が咲いて、2週間ほどすると、花びらも落ちて、そこに種の袋のような膨らみができます。それがまた2週間ほどすると、その袋が3つに分かれるように開いてきます。その中にぎっしりと1mmくらいの大きさの種ができています。
パンジーはなぜ花を咲かせるのか?1年生の子はその答えを知っています。種を作るため、また来年も命をつなぐためです。ですから花が咲いて種ができると安心をするので、花芽が出てこなくなります。卒業式まで1カ月半、今咲いている、あるいは咲こうとしている花は、その頃には枯れています。今、花がらをとると、パンジーが「種を作らなければ。花を咲かせなくては・・・。」となって、新しい花芽が出てきます。それが3月18日の卒業式を彩る花になります。今が一番大切な時期です。窒素・リン・カリの10・10・10の追肥もいいかもしれませんね。花芽を出すことを促すからです。