５年のある教室に入っていくと、子どもたちは手にはさみを持って何やら作業中。

給食の牛乳パックの三角屋根と底を切り取り、四角い筒に

さらにそれを半分に切って２つの筒に分けていました。

この作業を繰り返すと、子どもたちの机の上に、牛乳の半分の高さの四角い筒がいくつも並ぶことに。

図工？

でも、指導しているのは、このクラスで理科を担当する教師。

子どもに尋ねると、

「理科で、ゴムの力を見る実験をします」

とのこと。

この場は一旦教室を離れましたが、気になったのでもう一度行くと…。

牛乳パックは角と角が輪ゴムでつながれてヘビのようになっていて、パックの内側にも輪ゴムが張られていました。

「校長先生、見てて」

広がった牛乳パックを一つずつ畳んで縮めて机の上に置いて手を離すと、

ビロ～～～～ン

と、その場に立ち上がるように伸びて、ヘビがジャンプして空中に飛び上がりました。

これは面白い。

確かに、ゴムの力を利用した、科学の実験です。

１学期の理科の学習をすべて終えた子どもたちへの、教師からの楽しいプレゼントでした。