子どもたちの机の上には、ゼリー容器のような大きさ、形の透明のカップと脱脂綿。
教師に呼ばれた子は、そのカップの中に水を入れてます。
そして教師から、大事そうに受け取ったピンクの粒は、“インゲンマメ”。
こうして準備を整え、実験を通して探っていくのは、種子の発芽に必要な条件です。
子どもたちは、これまで理科や生活科で植物を栽培してきた経験をもとに、種子が芽を出すために必要なこと、ものを考え、それが本当に必要なのかどうか、3つの条件について調べていきます。
実験で大事なことは、調べる条件以外はすべて同じにすること。
そうしないと結果を比べて判断し、結論を導くことはできません。
そこで、すべての条件のものがそろうように班のなかまで分担して準備を整えたというわけです。
準備が整ったら、実験前の状態をしっかり観察して記録します。
今の種子とカップの中の様子をタブレットのカメラ機能を使って撮影して、タブレットに保存。
さらに、新たな“発表ノート”をタブレット内に作成して、そこに、今の種子の様子と気づいたことを書き留めておきます。
これから、種子の変化の観察を続けて、必要な条件を探ります。
その時々の様子を写真で記録しておくことで実際の変化がよくわかりますが、言葉で残しておくこともとても大事です。
見て自分が感じたことや気づいたことを、しっかり、丁寧に言葉で記録しましょう。