学校日記 はまだっ子の様子

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2024/12/04

5年 自然教室⑦ キャンプファイヤー

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
夜も野外で活動するのが自然教室。
「大門池ひろば」でキャンプファイヤーを楽しみました。
キャンプファイヤー係が会場の準備を整えたところへ、懐中電灯を持った班長を先頭に子どもたちが入場し、中央の井桁を囲んで輪になりました。
代表による“はじめの言葉”があって、いよいよキャンプファイヤーの始まりです。
広場の照明に明かりは灯されているものの、そこは静まり返った山の中。
暗い森の中で見えるのは、周りの木々と空の星だけ。
そこへ、火の着いたトーチをかざした“火の精”が現れ、みんなの周りをゆっくりと1周。
正面に戻ったそのトーチは、“営火長”である私に手渡されました。
私からは、これから“誓いの言葉”を述べる3人に分火。
火を分けられた3人は1人ずつ順番に「楽しい思い出にする」ことと「自然を大切にする」こと、「協力して友情を深る」ことを火に誓いました。
そして、中央の井桁に点火のとき。
私も含めた4人が井桁の中に火を差し込むと、井桁に積まれた木に火が終え移り、高く、大きく燃え上がりました。


この後は“ボーンファイヤー”の時間。
みんなでゲームやダンスをして楽しむ時間です。
はじめのゲームは「とんだとんだ」
係が言った動物が、飛ぶものであればその場でジャンプし、そううでなければ寝転ぶというルール。
「トナカイ」
これはシカだから飛ばない、と思いましたが、サンタさんを乗せたそりを引いて空を駆けるので、これはジャンプ。
「校長先生」
みんな私の方を見て思案し、たくさんの子がジャンプ。
「校長先生、正解は」
と言って、マイクが回ってきたので
「朝、寒い時にピョンピョン跳んでいるので、正解は『飛ぶ』」
毎朝、挨拶を交わすときの私の様子を見て覚えていたのですね。


次のゲームは「木とリス」
はじめ、3人で組になり、両端の人は向かい合って手をつないでで“木”になり、その中に1人が“リス”になってしゃがみます。
そこにやって来たものによって3人は動き、改めて“木”と“リス”の組を作るゲームです。
「木こりが来たぞー」両端の“木”の子が移動
「オオカミが来たぞ」“リス”が慌てて逃げだします
「嵐が来たぞ」“木”も“リス”も逃げて新たな住処を作ります。
子どもたちだけで3人組ができないときは、教師が助っ人に。
引率以外にファイヤーの時間に合わせて駆け付けた教師が何人もいるので、その教師たちも呼ばれます。
「校長先生、リスになってください」
小さくて低い木の中に、でっかいリスが入りました。


3つ目のゲームは「ジャンケン列車」
はじめは2両連結だった短い列車が、じゃんけんを繰り返すことでどんどん連結を増やし、やがて80両ほどの長い長い列車になりました。
ジャンケンを重ねて列車が長くなるにつれて、ゲームは白熱。
勝った列車の完成と、負けた列車の嘆きがどんどん大きくなっていきました。


次はダンスタイム。
みんなで輪になってファイヤーの周りを跳ねて回る「ジェンガ」では、「右右、左左、前、後ろ、前前前」と、みんなで動き方を声に出しながら回るのですが、意地悪な係が、曲のスピードをかえるのでそれに合わせるのが大変です。
ゆっくりゆーったりスローモーションのように踊ったかと思えば、急に速くなって超早送りダンスに。
テンポが変わると笑いや悲鳴が上がり、時間とともに子どもたちの動きは大きくなっていきました。


2曲目は「マイムマイム」
となりの人と手をつなぎ、横に移動したりその場でステップを踏みながら手を打ち鳴らしたりしたら、輪を縮めるようにみんなが中央へガーーッと移動。
もう、目の前に炎が迫るほどに。
この曲も大いに盛り上がり、終わったと思ったら「もう1回」「アンコール」と、子どもたちからアンコールのおねだり。
それに答えてもう1度曲を流すと、子どもたちの動きはさらに激しくなって、脚は大きく上がり、炎中に突っ込んでいくのではと思うほどの勢いで中央へ。

そんなこんなで曲が終わり、次の曲が流れ出しました。
その曲は、運動会で6年生と一緒に演じた表現運動の曲。
運動会を再現するように“エアーギター”なども思いっきり演じていました。
ここからはちょっとしたハプニングだったようですが、音楽は止まらず次の曲が流れ出しました。
それは、組体操の場面の曲。
すると、子どもたちは、その場で一人技をし、複数人で組んで行う技は、近くにいる子に声をかけあって人を集め、扇やピラミッドを次々と完成させていくではありませんか。
そして、みんなで作るウェーブまても。
技を完成させるタイミングもばっちりです。
よくもまあ、即興でこんなことができるものだと感心してしまいました。

大盛り上がりのうちに“ボーンファイヤー”は終わり、“セレモニアルファイヤー”へ。
火の精がキャンプファイヤーの火を灯したトーチをもって山へ帰り、とっても盛り上がり楽しかったキャンプファイヤーは幕を下ろしました。


その後、この子たちが4年のときの担任から星や星座の話を聴きながら星を眺めて山の夜空を味わいました。

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