子どもたちが、自分の学年の順番が回ってくるのをとーっても楽しみにしている、水曜朝の読み聞かせ。
今日は、3年生の教室で。
時間になるとワークスペースに移動して床に座って、始まるのを待ちます。
図書ボラさんが本を紹介して読み始めると子どもたちの表情は一変。
ポカーンと口を開けて聞いていたかと思うと、表情を崩してくすくす笑い、今度は真剣な表情になっていって。
絵本の世界へどんどん入り込んでいくのが分かりました。
とっても楽しい読み聞かせも、今年度は今日が最終回。
次の読み聞かせは新年度、1学年ずつ進級して、新しい教室、新しいクラスで読んでもらいます。
図書ボランティアの皆さん、お世話になりました。
素敵な朝の時間を、ありがとうございました。
今日、読んでくれた本の中から1冊紹介します。
◇「ないた 作:中川ひろたか、絵:長新太」
いちにち いっかいぼくは なきます。
どうしてでしょう?
ころんでないた。
ぶつけてないた。
けんかしてないた。
しかられてないた。
うれしくてないた。
おかあさんは…?
自分の中にもいろんな種類の「泣く」があります。
きっと、動物にも仲良しのあの子にも、まだ会ったことのない外国の子どもたちにも、同じように「泣く」があるに違いありません。
そして大人たちにだって…。
「泣く」の尺度は人それぞれ違うってこと、「泣く」ことは悪いことじゃなく、大切な自分の感情表現の一つなのです。
それを知っているだけで、どれだけ子どもは救われるでしょう。
どれだけ大人も楽になれるでしょう。
自分はなんで泣くんだろう。
あの子はなんで泣いているんだろう。
お母さんはなんで泣いているのに泣いていないって言うんだろう。
「泣く」を考えるだけでいろんなことが見えてきます。