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2024/11/28

5年 自然教室⑤ マイスプーンづくり

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
2日目のお昼ご飯、カレーライスを食べるためのスプーンをつくる“マイスプーンづくり”は、分館の創作室で。
材料はスプーンの救う部分と、柄にするヒサカキの幹。
教師から、作り方の説明や安全のための注意を聞いた子どもたちは、必要な道具と材料を自分たちの机に持って行って作業に取り掛かりました。

はじめの作業は、ヒサカキの幹を柄の長さに切り分けること。
幹を椅子の上に乗せたら手や足で押さえ、班の友だちにも押さえてもらってしっかり固定。
自分が欲しい長さを決めたら、のこぎりを当てて切り始めますが、のこぎりを使い慣れていない子どもたちは切るのに一苦労。
引くときに力を込めるといいのですが、押す時と引くときの力加減が難しいようです。
また、まっすぐ引くことも難しいようで、刃の横が切り口にこすれたり刃が切り口に対して斜めになったりして、思うようにのこぎりを動かすことができません。
それでも子どもたちはがんばり、のこぎりをギコギコと前後に動かし続けてて少しずつ切り進めていきました。

柄を切り取ったら、次はドリルの出番。
柄を縦に万力で固定し、木の切り口の中心に錐を当ててキリキリキリと回して小さな穴を空けます。
そうしたら手動ドリルに持ち替え、刃の先を錐で空けた穴に当ててクルクルクルクル。
ドリルの刃がほぼすべて入るまで、クルクル回し続けます。
これは、スプーンの柄を差し込むための穴です。
利き手でドリルを回し、もう一方の手は上の取っ手を握ってドリルを固定するのですが、力が弱くてドリルが揺れてしまう子は友達の力も借りて押さえていました。
空けた穴に木工用ボンドをたっぷり流し込んで、スプーンを差し込んだらこれでひとまず出来上がりですが、スプーンがグラグラしているようならもう一手間。
穴の隙間に爪楊枝をぐっと差し込んで固定するのです。


次は、仕上げと装飾。
木の表面のザラザラを紙やすりで磨いて滑らかにしてから、自分の好みで飾りを着けます。
柄にボンドをたっぷりつけて、その上からカラフルな糸を巻き付ければ、持ち手がが華やかに。
小刀で皮の一部を削り取って、そこに名前を書けば自分だけのマイスプーンらしさがアップ。
子どもたちは時間いっぱい、班の友だちと協力してスプーンを作り、思い思いの装飾を施して“マイスプーン”を完成させました。
自分で作ったスプーンで食べる、自分たちで作るカレーライスの味はいかがでしょうか。
きっと、実際の味よりも、ずっとおいしく感じることでしょう。

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