5年生が図工で取り組んでいるのは“木版画”。
動物、虫、魚、草花…
生きものの中から題材を選び、それを木版画で表現するのです。
その制作は大詰め。
版木に黒インクをのせて和紙に印刷。
ローラーにむらなくインクをつけたらそれを版木に移し、その上に和紙をのせてバレンでゴシゴシ擦ります。
版木にインクを乗せ終わった子が
「校長先生、手伝ってくれませんか」
と、言ってきたので
「よっしゃ」
と、引き受け、2人で紙の四隅を持ってしわにならないようにそーっと版木の上へ。
その子はバレンでゴシゴシゴシゴシ。
印刷ができたら、次は彩色。
インクが付いていないところを絵の具で彩色するのですが、よく見ると、裏面を塗っている子と、表面を塗っている子がいます。
出来上がりの印象を考えて、自分で選んで塗っているそうです。
そこへ
「塗り終えた子は、ジグソーパズルの線をかくよ」
と、教師からの指示。
なんと、印刷を終えた版木を使って、ジグソーパズルを作るのだそうです。
なるほど、材料の有効利用&1つで2度楽しい、というわけですね。
