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2024/11/27

5年 自然教室④ 火おこし体験

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長

「ネイチャービンゴ」で森を歩き回った後は、おうちの人が用意してくれたお弁当で腹ごしらえ。
体育館下の日陰で、大門池のほとりの広場で、シートを広げて食べました。

昼食後の活動は2つのグループに分かれて、「火おこし体験」と「マイスプーンづくり」を交代して行いました。
「火おこし体験」は体育館下のピロティで。


教師の説明を聞き、必要な道具を持って行った子どもたちは、早速準備に取り掛かります。
“火きり板”の穴に火種となる“チャークロス”を入れたら、そこに“棒軸”の先を当て、後は、とにかくひたすら“火切り弓”を上下させて棒軸を回転させるだけ。
火きり弓の上下と紐が巻いたりほどけたりするのと、うまくタイミングをとらないと棒軸は止まってしまいます。
かと言って慎重に動かしていると回転が遅くて摩擦が足りません。
そこで、ある班が考えたのが、歌いながら弓を上下させる戦法です。
「だーい好きなのはー ひーまわりのたねー」
「とーっとこー走るよ~」
という、ハムスターが主人公のアニメの主題歌を歌いながらそのリズムに合わせ、ハムスターが輪の中を走り続けるようにひたすら弓を上下させるのです。
見守る子も一緒になって体を上下させて、速めのテンポで歌って景気と勢いをつけていました。


やがて、焦げ臭いにおいが漂い、白い煙が立ち上ってきたら、それは着火の兆しです。
そこで気を緩めることなくさらに弓を上下。
モクモクと煙が濃くなってチャークロスに赤い火が見えたらチャンス!
それをほぐした麻ひもの上に乗せて息を吹きかけます。
「フーフー」
熱いスープを覚ますように
「フーフーフー」
もっと強く
「フーフーフーフー」
でも…、そう簡単に火が大きくなるものではありません。
スタッフによると、だいたい1クラスで1班か2班成功する程度だそうです。

あちらこちらの班で成功しそうな気配が現れたとき、ある班の子が見事着火に成功!
「やったーーーー」
これで、他の班の子のやる気も俄然アップ。
交代しながら、何度も何度も挑戦を続けました。
すると、あっちから
「着いたぞー」
また少しして
「来た来た来たー」
と、喜びの声が上がりました。
そして私もついに、火が着く決定的瞬間を見ることができました。
実は、私もこの方法で火おこしに成功するところを見るのは初めてのこと。
小さな赤い火の明るさが増したと思ったら、麻ひもに広がってブワッと大きな炎が上がったのです。
これには私も感動。
弓を動かした子はさぞかし嬉しく、達成感をいっぱい得られたことでしょう。

3日後の月曜日、登校してきた5年生から「筋肉痛になった」という声が聞かれました。


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