算数で、大きい数のかけ算について学習している3年生。
これまで「20×3」や「300×8」など、“何十”“何百”のかけ算を学びました。
それを踏まえて、この時間は、1枚23円の画用紙を23枚買った時の代金を求める問題に挑戦しました。
まずは、かけ算の式に表し、一人ひとりがその計算の仕方の説明をタブレットの“発表ノート”に書き表します。
子どもたちは、数字や計算式、言葉、“お金スタンプ”などを必要に応じて使って、自分がどのように計算したかを表していました。
そして、タブレットを持って教室内を移動して、たくさんの子と説明をし合います。
次は、みんなの前で、タブレットの画面をスクリーンに映しながら説明。
すると、聴いている子どもたちから
「うんうん」といった相槌や
「おーっ」
「あーっ」といった感嘆の声
「なるほど」
「確かにそうだ」といった反応が返されます。
これなら、自分の話がみんなに伝わっていることが実感できるので、安心して話すことができますね。
授業の終わりはまとめと振り返り。
「31×3」の計算の仕方の説明をノートに“サカナ図”を使って書きました。
それをみんなで説明しあっているとき、
「校長先生、聞いてください」
と言ってきた子がいたので聞くと、明らかに教師が示した定型文より長くなっています。
ノートに書いた定型文に、補足やつなぎ言葉を加え、さらに話し言葉に直して話しているようです。
「今話したこと全部はノートに書いてないよね。説明や言葉をつけ足して話してくれたから、とてもよくわかったよ」
と伝えると。
「ハイ」
ニッコリ笑顔でうなずき、次の相手を探しに行きました。
次は、ひっ算の仕方を学びます。