グングンつるを伸ばし、ドンドン葉の数を増やしているアサガオの鉢に、支柱を立てていました。

折りたたまれていた支柱を両手でぐっと広げて、アサガオを傷つけないように、土に刺して立てるのですが…、

「校長先生、できません」

「だから？」

「一緒にしてください」

「はい」

外側の４本の柱を２本ずつ持って、呼吸を合わせて力を入れると、ズズズズッと、支柱が土の中に入っていきました。

すると別の子も

「校長先生、手伝ってください」

そこに、もう一人、

そこで

「一緒にやるのを見ててね」

そう言ってから２人で支柱を立て、

「困っている子を手伝ってあげてね」

ここからは子どもたちだけで“助け合い”が始まりました。

自分でできる子は自分の力て。

ひとりが不安な子は助けを呼んで。

できた子は、友達に力を貸して。

支柱の建てられた鉢が、校長室、職員室の前に、ズラーっと並びました。