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2022/04/20

避難訓練 今年の教室から避難

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
「大きな揺れの地震が起き、家庭科室から出火した」という想定で、今年度1回目の避難訓練をしました。
1年生の教室では事前学習の最中。
黒板には、避難のときの合言葉「おかしも」が大きく書かれています。
 お:押さない。けがをしない、させない。
 か:かけない。階段を踏み外したりしたら大変。
 し:しゃべらない。大事な情報を聞きもらさないように。
 も:もどらない。危険なところから離れることが最優先。
そして10:00、“緊急地震速報”の試験放送が流れ、訓練が始まりました。
子どもたちは、教師の指示を受け、サッと机の下に潜り込んで頭と腰を守る“ダンゴムシポーズ”になって揺れが収まるのを待ちます。
そのまま待つと、次の指示が放送からありました。
「家庭科室で出火しました。先生の指示をよく聞いて静かに早く非難し、避難場所にクラスごとに並びなさい」
教師を先頭に、名列順で2列に並んで避難開始。
1年生は廊下を西へ進み、西校舎の階段を下りて運動場へ。本校舎の東階段、西階段、そして外階段。その時にいた場所と出火場所に応じて決められた階段を通って子どもたちが続々と運動場へと出てきます。減災頭巾を被り、マスクの上からさらにハンカチで口を押さえて。
大勢の子が一斉に動いているにもかかわらず、子どもたちの流れが滞ることありませんし、話し声も聞こえてきません。
学年ごとの避難場所まで来ると、もう一度整列しなおして教師の人員確認を受けていきます。
どの学年もとても動きはスムーズで、確認を終えてしゃがんで待つ学級がどんどん増えていきました。
そして、全学級からの報告が終わり、全員の無事が確認されました。
避難指示の放送からここまで約6分。
今年度初めて、1年生は入学後初めての訓練ということを考えると、この時間での避難完了は上出来。十分、命を守れる時間だと思います。これも、これまでの訓練の賜物です。
訓練後の講評では、「避難の様子は100点。もしもの時に自分で考えて判断して動けるようにするために、訓練は真剣に、まじめに取り組むことが大事」と話したうえで、みんなに「自分の心に問いかけましょう。真剣にできましたか?」と尋ねました。
たくさんの子どもたちがら「はい」という返事が返ってきましたし、訓練中はもちろん、私の話を聞いている姿からも、この訓練に、まじめに取り組んでいることがうかがえました。
訓練後、教室へ戻っていく子どもたちからも、話し声は聞こえませんでした。
もしものときに子どもの命を守るために、これからも訓練を重ねます。

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