全員がその場に立った1年生。
教師の
「前(後ろ)から〇番目」
というのを聞き、それが自分が当てはまったら座ります。
「前から3番目」
「前から△番目」…
一番後ろの列の子だけが立っている状態になったとき、教師が子どもたちに問いかけました。
「2人が座れるように、言ってあげください」
たくさん手が上がる中から指名された子は、
「前からにしようかな?後ろからにしようかな?」
と、ちょっと迷ってから
「前から◇番目」
と言うと、2人はそれに反応して座りました。
続いて練習問題。
6台並ぶトラックの絵。その、後ろから5台目のトラックを丸で囲みます。
一人の子が前に出て、スクリーンに映されたトラックを指さし、「前から5台目はこれ」と言っていました。
子どもたちからは「ちがうよ」の声があがりますが、指したトラックは、確かに前から5台目、この子が言ったこととは合っています。
教師も一緒に、問題には「うしろから」と書いてあるから…、と言うのですが、この子は「ううん、前から…。前から数えるの」とこだわります。
確かに、日常の生活の中で1列に並んだものを数えるときは、「前から」数えることが多いし、それが自然ですよね。
この学習を通して、前からも後ろからも、右からも左からも数えることに慣れ、並んだものの位置を理解したり言い表したりできるようになっていきましょう。