運動場の東の端に座って、教師の話を聞いていたのは4年生。
目の前にはジャングルジムがありますが、決して遊びに来たのではありません。
授業は理科。
おめあては、ジャングルジムの横にある白い箱、「百葉箱」です。
1日の気温の変化を学習している子どもたちが、気温を計る条件に合わせて作られた観測施設である百葉箱を見に来ていたのです。
教師が、いつもはかけられている鍵を外して1班ずつ招くと、興味津々の子どもたちは、薄暗い箱の中を覗き込んで、中に提げられた温度計の気温を読み取って元の場所に戻っていきました。