6年の教室。
子どもたちが、名前の書かれた小さい紙切れに何やら書いていました。
尋ねてみたら
名前の子の、“いいところ”“よさ”を3つ以上書いているとのこと。
全員の紙を集めたあと、先に書いたものでしょうか、教師が箱の中から1枚取り出して、書かれている“いいところ”を、一つずつ読んでいきました。
1つ目、2つ目
聞いた子どもたちは、首をひねっています。
ヒントに当てはまる子がいないというのではなく、思い当たる子が何人もいて、“この子”とは決めきれないようです。
この後、教師が子どもたちの質問にも答えていくと、手が挙がり始めました。
「〇〇さん?」「ちがいます」
「△△さん?」「ちがいます」
そして
「□□さん?」「そうです。当たりです」
その瞬間、みんなからは
「あ~~」と、納得の声。
一方、本人の反応は
「えっ?!」
と、とても驚いた様子。
自分で気づかなかった自分の良さを知ってくれている。
自分の行いや態度を素敵だととらえてくれている。
とてもうれしいことですね。