5年生の調理実習。
今日は、調理する場面を見ることができました。
材料を受け取り、器具をそろえた子どもたちは、
「だいこん切りたい人?」
「ご飯を見る人?」
と、役割を分担し、早速調理に取り掛かりました。
ご飯は、登校後の朝休みにお米を洗ってざるに上げておいたので、鍋に入れて吸水させるところから。
みそ汁は、実のだいこんとねぎ、油あげを用意するのが主な作業。
ここで、班ごとの作業の手順に違いが見られました。…。
それは、だいこんの切り方
いちょう切りにするのですが、だいこんの皮を桂むきのように切る子もいれば、まず大まかに3つほどに大根を分けて、さらにそれらをいちょうの形に切り分けてから皮を包丁でむく子。
ピーラーで皮をむいてから包丁で切っていく子。
最終的には扇形のいちょう切りにするのですが、そこまでの過程が様々で面白かったです。
子どもたちは“ねこの手”で押さえて包丁でトントン切っていきますが、まだまだ技術は未熟。
特にねぎは、幅や形をそろえるのは大変なようでした。
水に煮干しを入れて煮立てて出汁をとり、そこに実を入れて、大根が軟らかくなったら出汁で溶いた味噌を投入。
家庭室いっぱいに、出汁とみそ汁のいい香りが漂い始めました。
取り出した煮干しをかじっている子がいたので味を尋ねたら、大きくうなずき
「おいしいです」
と、一言返ってきました。
そして、温かいうちに食べよう、ということで、出来上がった班から喫食。
ご飯を一口ほおばった子からは
「わっ、うまっ」
「めっちゃおいしい」
「うわぁ、ふっくらしてておいしい」
みそ汁を口に入れた子からは
「うん、おいしい」
「お味噌も出汁も、味がする」
などと、自分たちの手で作った料理を自画自賛する声が聞かれました。
来週の自然教室では、アルミ缶でご飯を炊き、お鍋でカレーを炊きます。
この経験を生かして、おいしいカレーライスを作りましょう。