５限目と６限目、６年生は学年でゲームなどをして過ごしました。

担任の教師から卒業前の子どもたちへのプレゼントです。

運動場では学級対抗の玉入れ、教室ではゲームをして楽しんだ後は、みんなで屋上へ。

これには理由が。

ある日の休み時間、一人の６年生が担任と一緒に校長室にやってきて

「私たちが３年生のとき、２クラスは社会の勉強で屋上に上がったのですが、私たちは行けなかったんです。それがとても残念なので、みんなで上がりたいんです。屋上に行ってもいいですか？」

と、屋上に上がる許可を求めてきたのです。

思案するまでもなく、私の返事は

「いいですよ。どうぞ」

の一言。

そして今日、願いが実現。

初めて屋上に上がった子どもたちからは、

「わー、すげー」

「いい景色」

「ここから見ると、政令指定都市ですね」

などと感動の声。

あまりの嬉しさに飛び跳ねる子や走り回る子もいました。

「ヤッホー」

と、山頂にでもいるような気分で叫ぶ子。

運動所で体育をしているはまだっ子に手を振る子。

みんな晴れやかな表情で、とっても楽しそうでした。

最後は、みんな揃って集合写真。

これで、心おきなく卒業式を迎えられるかな。