浜田小学校では、「自己調整学習」に取り組んでいます。
各教科で単元のゴールを目指して、単元の計画、各時間の課題、学習方法や時間配分などをこどもたちが自ら選択、決定、調整しながら、こどもたち主導で学んでいくことができる力を育成したいと考えています。
この力は、「予測不可能な時代」と言われるこれからの世の中を生きていくこどもたちに必要な力だと考えています。
6年生の教室では、国語の最初の単元の一時間目が行われていました。
教科書に書いてある「表現に着目して朗読する」というゴールに向けて、「この単元を5時間でどう学んでいくか」について計画を立てていました。


「“朗読”は気持ちが伝わるように読むんだから、心情を読み取らないといけないよね」
「最後に朗読発表会をするなら、朗読の練習時間も必要だしなぁ」
「5時間じゃ終わらないから、空いてる時間にも練習しよ」
などと考えて計画を立てていきます。
授業の終わりには、この単元の学びの計画が、各自のノートに出来上がっていました。


ノートは、各自が見通しを持って学べるように「1時間で見開き1ページ」で作るようにしています。
もちろん、国語だけではなく、他教科でも同じように、単元の計画を立て、見開き1ページでまとめていきます。
算数の「対称な図形」の学習のノートはこちら。


この6年生の姿をモデルとして、1~5年生でも
「単元を通じて自己調整しながら学ぶ」
「見通しの持てる”見開き1ページノート”をつくる」を目指して学びを進めていきます。
そのために、年度当初の教員の研修会では、その方法について教員同士がディスカッションし、学びあいました。


こどもたちが「あたま元気」に学び、未来につながる力を育てることを目指して、取り組みを進めていきます。