子どもたちがジーと見つめるタブレットには、緑色のブツブツの集まりが写っていました。
これが何かを想像して、ワークシートにその名前を書きこんでいきます。
これは、2年生が栄養教諭と“野菜”について学習している時間の1コマ。
ブツブツの集まりは、ある野菜をアップで写した写真でした。
子どもたちの予想は、ほぼみんなが同じ野菜。
これは、ブロッコリー。
答えを聞くと
「よっしゃー」
「やったー」
「やっぱりな」
最後の問題の野菜が映されると、悩む子、首をひねる子が続出。
色は黄緑。
どうやら葉っぱの一部のよう。
色や模様を手掛かりにしたり、全体の形を想像したりして、知っている野菜を思い浮かべて考えているようでしたが、子どもたちの予想も分かれました。
小松菜?白菜?ほうれん草?キャベツ?
正解は・・・・・
「白菜!」でした。
次は、登場した6つの野菜のとれる季節を考えました。
1~3問の野菜、4~6問の野菜、それぞれが同じ季節なので、これはすぐにわかったよう。そう、ピーマン、トマト、キュウリは夏、大根、ブロッコリー、白菜は冬ですね。
今日のテーマは
「野菜の良さを知ろう」
もう少し詳しくすると
「“旬”の野菜の良さを知ろう」
栄養教諭がトマトの“カロテン”やほうれん草の“ビタミンC”といった栄養素の含まれる量の季節による違いを示したグラフを写すと、トマトは夏、ほうれん草は冬の方が、たくさん栄養素を含んでいることが分かりました。
今は、季節を問わずいろんな野菜を食べることができますが、本来その野菜が育つ“旬”の季節は栄養も豊富なのですね。
しかも、お値段は“旬”の時季がお値打ち!と、いいことづくめ。
さらに子どもたちは、夏の野菜は体を冷やし、冬の野菜は鍋りょりなどで体を温める働きがあって、病気を防いだりおなかを掃除したりして体の調子をよくするパワーがあることを学びました。
旬の野菜の良さを学んだことで、
「苦手な野菜があるけど、食べてみよう」
「出された野菜は、全部食べよう」
「給食のときに減らす野菜を少なくしよう」
と、心に決めた子がたくさんいたらうれしいですね。