1年生全員が運動場に出て整列していました。
その傍らでは、教師がラインカーを使って運動場に長ーーーい線を引いています。
幼稚園や保育園よりも広い運動場での運動会。
まっすぐのコースを50mも走るのは初めての経験ということで、みんな揃って50m走の練習をしていたのでした。
準備体操を済ませて1か所に集まった子どもたちの前を教師が走り抜けました。
「今ので速く走れるかな?」
教師が子どもたちに問いかけると
「無理」「走れない」「ダメ」
「じゃあ、どうしたら速く走れる?」
たくさん手が挙がった中から指名された子が言ったのは
「腕をしっかり振る」
教師は、両腕を体につけたまま走っていたのでした。
教師が今度は両腕を大きく前後に振りながら走りました。
「これでいい?他に、こうしたらいいよっていうことある?」
「足を上げる」
「前を見る」
「全力で走る」
「最後まで走る」
子どもたちからの意見によって、速く走るための“こつ”が分かってきました。
「腕をしっかり振りながら足を上げ、前を見て最後まで全力で走る」
これだ!
それでは、そのことを意識して、3人ずつ50mを走ってみましょう。
運動会当日、おうちの人と浜田っ子がいっぱい応援してくれる中で、最高の走りができるといいですね。