1年生が図工の時間に、粘土でいろんなものを作って遊んでいました。
丸い顔に立った耳のかわいい動物。
「これはネコ?」
「ううん、トラ」
確かに。体にはトラの特徴の縞模様がしっかり刻まれていました。
「これ。何かわかる?」
「剣でしょ」
「剣と見せかけて、エイッ」
大きな剣の形の粘土の中から、へらを使った小さい剣が現れました。
「見て見て。アイスバー」
「私は抹茶バー」
「私は、小豆バーが好きだから作ってくれる?」
「わかった」
アイスに見立てた四角い粘土の塊に、へらが刺さっていました。
これは何の花でしょう?
「バラを作ったの」
花弁が幾重にも重なる様子がよく表れています。
「これ、電車。これは椅子」
「小さいな。電車の中に入れるの?」
「違う。駅にあるの」
ホームのベンチでした。
まん丸のお皿にまん丸のお饅頭のようなものが入っていました。
「お皿の中の食べ物は何?」
「ハンバーガー」
バンズにハンバーグ、レタスが丁寧に作られていました。
こんな風に、お気に入りの物を作っては友達や教師に見せ、次から次へといろんなものを粘土で作って楽しみました。
あれっ、それはもしや「ウ〇チ」では?
エヘヘヘッと笑いながら返ってきた答えは、
「うん、ウ〇チ。キャハハハハハ」でした。