学校日記 はまだっ子の様子

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2024/06/24

5年 “倍”を使って比べよう

Tweet ThisSend to Facebook | by 学校長
5年生は算数で「小数の倍」について学習しています。
これまでの学習で、いろいろなものの大きさを“差”や“倍”で比べてきましたが、“倍”の考え方が小数でも使えるのか、様々な問題を通して考えていくのです。
この時間は、4人の歩いた道のりを比べていました。
「ちょうど、校長先生がいらっしゃったので、次は校長先生が何倍か求めましょう」
えっ???どういうこと?
これから問題を作るのだな
と、思っていたら、子どもたちは既にノートに向かって解き始めています。
黒板に書かれた問題を見ると、4人の教師の名字の始めの1文字に続いて道のりが書かれていて、そのうちのひとつが私の苗字の始めの1字。
問題の中に、はじめからきっちり含まれていたのです。
子どもたちは、担任の教師の歩いた道のりを“もとにする数”として道のりと倍の関係をかけ算の式に表してから、私の道のりが何倍にあたるかを求める式を立てて計算していました。
この立式が意外に難しい。
これまでの2人は、歩いた道のりが“もと”となる担任より長いのですが、私の歩いた道のりは担任より短いのです。
 もとにする道のり×□倍=校長の道のり
から、割り算の式を立てますが、ここで、子どもたちの中に“違和感”が生じるのです。
なぜなら、もととなる担任の道のりは2.4Kmで校長の道のりは1.8kmだから。
この後、黒板に書かれた数直線に私の歩いた道のりを記して、数量と倍の関係を視覚的に理解し、かけ算に表した式、何倍かを求める式をみんなで確かめながら解いていきました。
この単元の学習は、この先で学ぶ“割合”の学習でもとても大切です。
 何を、何と比べるのか
 何が、何の何倍なのか
数字に惑わされることなく、しっかりとつかみ取って立式する力をつけましょう。

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