4年生の国語の時間。
子どもたちは説明的文章の書かれた1枚のプリントを読んでいますが、そこには“題名”がありません。
今日の学習の課題は
「題名について考えよう」
一人ひとりが、文章をよーく読んで、題名を当てようというのです。
子どもたちは、文章によく出てくる言葉や説明されていることに注目して、題名を考え、そう考えた根拠をノートに書きました。
ノートにかけた子はね早速近くの子と考えを交流し始めます。
そして、出された題名は
「ヤドカリとイソギンチャク」
「ヤドカリとイソギンチャクの助け合い」
「ヤドカリ対タコ」
「ヤドカリと仲良しのイソギンチャク」
「ヤドカリとイソギンチャクの関係」
なるほど、どれも、登場するものや出来事などに目をつけて考えられていますね。
実際に筆者がつけた題名は、
「ヤドカリとイソギンチャク」
誰かが根拠として言っていました。
「ヤドカリとイソギンチャクが、この文章の“メイン”だから」
それでは、“メイン”のヤドカリとイソギンチャクを文章から拾い出し、色鉛筆で印をつけましょう。
「1つの文に1回は出てくるで」
と、誰かが言うほどたくさん登場していますね。
最後に、“メイン”の「ヤドカリとイソギンチャク」を用いて、文章全体を通した「問い」をみんなで考えましょう。
これから子どもたちは、この「問い」を常に意識しながら、この説明的文章を詳しく丁寧に読み取っていきます。